タイゴーストはタイで改良されたものではない

現在エビガニに対して名誉棄損法的措置を検討しています。もしどなたかエビガニの住所氏名等をご存じの方は当方までご連絡ください。エビガニらによる誹謗中傷発言等を見かけた方もスクリーンショットを撮影してDM等にてご連絡ください。相応の御礼をさせていただきます。
無知なザリガニ飼育者エビガニ(イモガニ)がワラダンを密輸(植物防疫法違反)
植物防疫所に確認しないで未判定種を輸入したらそれはすべて密輸
自分が管理するちっちゃな水槽内の出来事が全てだと勘違いしちゃう痛い人

 

5/15追記:記事の中で何点か誤りがございます。タイには技術がないというのは大きな間違いでした。むしろタイの愛好家のクラーキーに関する知識技術は相当なものだと思います。日本のほうが現在かなり劣っていますね。程度の低い争いをするばかりですし。

ただしタイゴーストがタイで改良されたか、という点に関してはやや懐疑的に思ってます。日本やヨーロッパ等で改良された個体をベースにさらに改良はしてるのは間違いないと思いますが。

タイゴーストはタイで改良されたゴーストザリガニタイでカラフルに進化したゴーストザリガニだと言われています。しかしこれは間違いです。

確かに、もともと日本で流通していたゴーストザリガニと比較すると色合いやカラーバリエーションの点でタイゴーストは段違いに進化しています。しかしタイゴーストとはもともとタイゴーストが人気となるよりずっと前に日本人やヨーロッパの愛好家の手によって改良されたゴーストザリガニの改良品種が元になっており、あくまでタイでは大量生産されているに過ぎません。したがってタイゴーストはタイで改良されたゴーストザリガニというのは間違いです。

シザーがブラックキングと名を変えて逆輸入されているのと同じ

みなさんご存知のとおり、ブラッキキングとはもともとclawさんによって作出されたシザーが元祖で、そのシザーがタイの業者の手に渡りタイで累代されたものがブラックキングと名を変えて日本に逆輸入されているものです。タイゴーストも全く同じ構図です。もしかしたら胴元は同じ方なのかもしれませんね。

下の写真は北代さんが作成したゴーストザリガニの改良品種です。サンセットゴーストではありません。詳細は後述しています。

タイゴーストがタイで改良されたものではない理由

タイゴーストはタイで改良されたものではないと先に述べましたが理由は次のとおりです。順に解説しています。

  1. タイゴーストが流通するよりずっと前からゴーストザリガニの改良種が完成していた
  2. cowなどは偶然の産物
  3. タイの気候と風土がたまたまザリガニの発色に適してただけ
  4. ゴーストザリガニの改良どころかタイで新たに作成された品種はない

1.タイゴーストが流通するずっと前からゴーストザリガニの改良種が完成していた

タイゴーストがタイで生産されだした時期を調べてみたところおおよそ2015年だと分かりました(※1)。しかしそれ以前、2013年より前からヨーロッパにザリガニコミュニティというものが存在し、ドイツやイタリアの愛好家によってゴーストザリガニの改良が行われていました(※2)。また、2013年頃から神奈川県県在住のザリガニブリーダー北代さんによって現在のタイゴーストと同等かそれ以上のゴーストザリガニの改良種が既に作出されておりアクア系の雑誌に掲載されていました(※3)。

2.cowなどは偶然の産物

タイゴーストの最高品種はcowだと思いますが、cowは偶然産まれたものであり品種として固定されているわけではありません。タイゴーストの交配でcowのペアを用いても親と同等のcowがコンスタントに産まれることはないからです。タイでは広い敷地で大量にゴーストザリガニを生産しています。したがって偶然の産物としてこういったレアな模様が産まれたに過ぎず、これは改良とは呼べないです。また、ゴーストザリガニは累代により白化部分が広がっていきますので単純に累代によりそういった綺麗な模様の個体が産まれやすくなっているだけです。

累代によってレアな模様が生まれやすくなっているということは、つまりcowなどは近親交配でかなり血が濃くなっている可能性は高いです。サイズが大きく育たない、虚弱体質という話もチラホラ耳にします。実際当方もcowを飼育していたことがありましたが発色の割にサイズがかなり小さく、そして餌食いも悪く数ヶ月も維持できず死んでしまいました。

3.タイの気候と風土がたまたまザリガニの発色に適してただけ

ザリガニの発色は外的環境に大きく依存します。詳細はこちらをご覧ください。その中でも日光の要素は非常に大きいです。同じザリガニでも屋外で飼育するか屋内で飼育するか違うだけでも同じ発色には育ちません。白ザリは別です。

タイは日本よりずっと日光が強く気候も温暖です。タイゴーストはかなり色鮮やかな個体が多いですが、それらはタイの風土・気候による部分がかなり大きいのではないでしょうか?またタイでは商業的にザリガニが生産されているため色揚げの餌の開発も進んでいるはずです。

4.ゴーストザリガニの改良どころかタイで新たに作出された品種はない

上記の2と重複しますが、タイで新たに作出されたザリガニの品種はありません

ゴールデンキングがあるじゃないかとおっしゃる方がいるかもしれませんが、ゴールデンキングもタイで新たに作出されたわけではないと思っています。作出過程が明らかにされていないため憶測になってしまいますがおそらく、シザーとゴーストザリガニとの交配で偶然産まれたはずです。実際にシザーとゴーストザリガニを交配させたらゴールデンキングっぽいものが産まれたという情報もあります。

シザーは遺伝子異常が発生していると個人的に思っています。シザーとゴーストザリガニとの交配で2色キメラ(2色モザイク)が結構誕生しているようですがこれはシザーに発生している遺伝子異常が原因だと思っています。それと同じ理由でゴールデンキングというカラーが誕生したはずです。これも偶然の産物であり品種を作成したのとはちょっと違います。シザーの累代数(2017/12月現在の最新F4)とゴールデンキングの累代数(2017/12月現在の最新F4)がだいたい同じなのは偶然ではないはずです。

北代さんのゴーストザリガニは雑誌掲載されたりテレビ放映されている

タイゴーストが人気となる以前、2013年~2015年にかけて北代さんは現在のタイゴーストと同等かそれ以上のゴーストザリガニの改良品種を作成され、アクア系の雑誌に掲載されたりテレビ放映されたりしています。紅白ザリガニという名称でニュースになったそうです。したがってその当時結構大きく話題にされていたはずですがたいしてブームになることなく北代さんが作出したゴーストザリガニの改良種はそれ以降全く話題にすらされず世間から忘れられています。

北代さんのゴーストザリガニが人気とならなかった理由

北代さんのゴーストザリガニがあまり人気が出なかった理由は、2013年~2015年当時、業界内で「ゴーストザリガニとはこういうものだ、それに反するものは偽物だ」というような意見が支配的で、その定義から外れた北代さんのゴーストザリガニの改良品種は全く評価されなかったためらしいです。これはゴーストザリガニについて昔から知っている方から教えていただいた情報です。

佐倉にゴーストザリガニの本物と偽物という趣旨の記事があります。こちらです。それを読んでいただけると分かると思いますが、現在の常識とはかけ離れたことがゴーストザリガニ界隈で言われていたということにびっくりします。

総括するとタイゴーストとは

総括するとタイゴーストとは、もともと日本で北代さんらによって改良されたゴーストザリガニの改良品種が元祖で、それがタイの養殖業者の手に渡った後、タイで爆発的人気となりその触れ込みで商業ルートに乗って日本に逆輸入されたものです。

ゴーストザリガニの改良品種がその当時日本で人気にならなかったのは、業界内のゴーストザリガニの定義から大きく外れていたため商業ルートに乗らなかったためだと思われます。


以下は補足となります。特に読む必要はないと思います。興味のある方だけお読みください

(※1)検索結果の絞り込みが可能

google検索では検索結果の絞り込みが可能です。絞り込み方法にはいろいろありますがweb公開日で絞り込みをかけることができます。つまり適当な期間を設定してキーワード検索をすることでその当時の存在・不存在を調べることができます。こちらです。それで調べてみたところどうやら2016/1/1~2017/1/1がタイゴーストのリリース年だと分かりました。キーワード:「thailand crayfish」「crayfish Thai ghost」

ただしこれは英語で検索した場合でありタイ語で検索するとより正確な情報が得られるはずでもしかしたらこの結果とはまた違う結果になる可能性がありますがおそらく大差はないはずです。そして今回のこの検索結果をもとにすると2016年タイゴースト元年となります。

12/13更新:その後、FISH HOUSE様(タイゴーストなどを輸入販売されているショップ)にご協力いただきより正確なタイゴーストのリリース年が判明しました。タイ現地の仲介人に聞いてくださったそうです。その情報によると今から2年前の2015年くらいからタイでタイゴーストがブームになっているということでした。そしてタイ語でのザリガニの表記は次のとおりであると教えていただきました。

ザリガニ เครฟิช
タイゴースト กุ้งโกสท์ไทย
ゴースト โกสท์(幽霊の意味となってしまうため検索不可)

(※2)ドイツやイタリアのザリガニ愛好家

佐倉によると2013年以前にドイツやイタリアのザリガニ愛好家の間でカラフルなゴーストザリガニが人気をはくしていたようです。詳細はこちら

(※3)北代氏のハイグレードゴーストはタイゴーストより先にリリース

日本人のザリガニブリーダー、北代さんが2013年にかなりグレードの高いゴーストザリガニをリリースしアクアライフに掲載されています。北代さんが作出したゴーストザリガニや雑誌掲載の詳細は北代さんのblogのこちらのページをご覧ください。以下の写真はすべて北代さんのblogからの転載です。

上の雑誌掲載個体以外にも2013年中に次々と現在流通しているタイゴーストとそん色ないレベルの美個体をリリースしています。それが下の2枚の写真です。北代さんのblogやTwitterを見ていただくともっといろいろな写真を見ることができます。

そして下の個体(紅白ザリガニとしてい知られています)が2014年海外の人気ザリガニコミュニティで歴代ナンバーワンの評価に輝いたそうです。ちなみにこちらの個体は池袋サンシャイン水族館で展示されていたようです。詳細はこちら。写真を見る感じハイグレードなサンセットゴーストですね。つまりスーパーレッド系タイゴーストの元祖は北代氏の可能性が高いです。紅白ではなく青白のカラーリング個体も作出されていたようです。

そして極め付けが下の画像の個体です。

2015年8月の記事の写真でこれが有名な北代スペシャルと言われているものです。

北代さんについてその後

北代さんというブリーダーさんがかなりすごい方だということはここまで記事を読んでいただきますと分かっていただけると思いますが、2016年に当方が得た情報では北代氏は現在ほとんどザリガニのブリードはやめてしまっているそうです。詳細はよくわかりません。もしかしたら2013年~2015年にかけてゴーストザリガニの完成形を作成されてしまったのか国内であまり評価されなかったためそれ以降熱意が薄れてしまったのかもしれません。

したがって現在は北代さんの繁殖個体は北代さんが直接卸しているごく一部の店舗以外では流通していないそうです。当方はたまたま2016年にとあるイベントで北代さんの繁殖したゴーストザリガニとフェイドが売られていたのを見かけたので購入することができました。そのうちの1匹が下の写真です。

稚ザリのときのほうが綺麗な発色をしていました↓

この北代ゴーストの稚ザリは現在ヤフオクで格安出品しています。ザリガニマニアでしたらタイゴーストの元祖だと思われる北代ゴーストの血統の美個体を1体はコレクションしておいて損はないと思います。10匹で出品していますのである程度育てて選別していただくと素晴らしい個体が残るはずです。母体数が多ければ多いほどより素晴らしい個体に出会える確率があがります

出品ページはこちらです。オークションが終了していましたら「北代ゴースト」とヤフオクで検索してみてください。稚ザリは200体くらいいるはずですのでしばらく在庫はございます。多めに落札いただける方はサービスします。ここを見ていただいた方は3set落札で4set発送くらいはサービス可能です。

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『タイゴーストはタイで改良されたものではない』へのコメント

  1. […] 前回の記事は「タイゴーストはタイで改良されたものではない」というものでしたが今回はそれとは全く違う話です。ゴーストザリが誕生したきっかけ、「ゴーストザリガニの起源」です。前回の記事に関連して日本で一番ザリガニに詳しいと言われているK&Gさんから直々に教えていただきましたのでせっかくでしたので記事にまとめました。 […]

  2. […] タイではザリガニを改良する技術はないとこちらの記事で書きました。レッドキングに関しても同じことが言えると思います。もしタイでザリガニの新色を開発したり意図を持って品種改良したりする技術があるのであれば、上で書いた超簡単な検証くらいは行っているはずです。しかし今回の流通経路等から考えるとそれは行っていないことは明白です。検証しているならばスーパーレッドザリガニとは別物だとしっかりと説明した上で流通させるはずですがそれはしていないようですし。 […]