ザリガニミミズの退治法を見つけましたので簡単にまとめます。
ザリガニミミズとは
ザリガニミミズとはザリガニの外骨格に寄生するヒルミミズ類の寄生虫です。
ヒルミミズ類 Branchiobdellida はヒルとミミズの中間的な姿の環形動物。ザリガニを中心とする淡水甲殻類に共生する小型の動物である。
引用元:wiki
ザリガニミミズ自体に害はない
ちなみにザリガニミミズはザリガニに寄生してザリガニの養分を吸い取っているように見えますが実際には水中の有機物を餌としているためザリガニには特に害はないそうです。
大部分の種が北半球の淡水生のザリガニ類の体表に生息しており、これは共生生活であると考えられている。
引用元:wiki
つまり寄生しているように見えるだけで実際は外骨格に付着しているだけ、「共生」だということらしいです。
実際ザリガニは全く気にしていないようで特にヒルミミズを嫌がる様子はないです。
しかし、抵抗力が落ちた個体にザリガニミミズが大量発生していることが多い気がしますし、ザリガニには痛点がないと一般的に言われていますので状況を理解していないだけの可能性もあります。
もののけ姫の祟り神に取り憑かれたイノシシを連想してかわいそうに感じるのでなんとかして除去して救ってあげたくなりますよね。
グリーンFリキッドが有効
ザリガニミミズは水道水で洗い流したり歯ブラシなどでこすることで物理的にある程度除去することができますがこの方法ですと完全に除去することはできません。また塩浴という方法もあるようですがこちらも完全には除去できないようです。そこで今回グリーンFリキッドという薬剤を使用してみました。
類似品でも同様の効果があると思いますが後述しますがブルーの着色も重要だと思いますのでメチレンブルー(青い色素)の含まれているものがいいと思います。
薬浴後の写真
薬浴中の写真がこちらです↓
濃度は水の色を参考にしてください。多分もっと濃くても大丈夫だと思います。以前、極火エビに付着していたエビヤドリモの退治のために極火エビに同様に薬浴したことがありますが数週間平気でした。ちなみにその際エビヤドリモには全く効果がなかったです。
完全には除去できない
なお写真はだいたい2週間放置した状態です。見ていただくと分かると思いますが完全にはザリガニミミズを除去できていません。
しかし最初の1週間くらいで90%くらいは除去できました。
薬浴期間
したがって薬浴期間としては1週間くらいを目安に様子を見ながらだいたい除去できるところまでで十分だと思います。
それ以上の期間は薬浴しても薬では効果がないと思われます。
残りは目視で物理的に除去
残ったザリガニミミズはメチレンブルーにより青く着色されるため目視で簡単に見つけることができます。あとはザリガニを手で持ち上げて目視で一匹づつザリガニミミズを物理的に除去していくとほぼ100%ザリガニミミズを退治することができます。
感染するので水槽リセット必須
ザリガニミミズは上記の方法で退治できます。
しかしザリガニミミズは水中をウネウネ泳いで単独で活動することもできるためザリガニミミズが発生した水槽は完全リセットする必要があります。砂も洗って水槽ごと熱湯消毒すると安心です。
ザリガニミミズは感染しないというようなことが書かれているページがありましたが水中を泳いで別の個体にひっついて感染する可能性は十分にありますし、上記の方法でせっかくザリガニミミズを退治しても元いた水槽にそのまま戻してしまいますまたザリガニミミズに感染してしまうため注意が必要です。
ザリガニミミズは、経験がないのでとても参考になりました。
ザリガニの病気や寄生虫は、あまり知らない人が多いと思います。
甲殻類の酸素消費量も多いこともあまり知られてないので水深が深すぎて、★になる飼育者も多いですね。
また今度 バーンスポットの特集を…
とても勉強になります〜☆