今回の報道とTwitterでの盛り上がりはいろいろ違和感があるので一応書いときますね。Twitterで騒ぐのは良くないと思いますのでこちらでこっそりと。
ミスクレはどう考えても逃げたらアウトだし安全って喧伝しちゃ駄目なやつだと思います。絶対に逃がすなって言う方向で啓蒙するしかないと思います。
— やじま系 (@yajimak) 2018年5月8日
ミスクレはずっとイベントで販売されていた
ミスクレを逃したらいけないなんてそんな事当たり前なんですよ。ゴキブリおじさんともあろうお方がなにを今更こんなこと言ってるんでしょうかね。
ミスクレはこれまでイベントで散々販売されてきてましてそれはごきぶりおじさんもご存知のはずです。それに対してこういう発言をするべきだったんじゃなかったんですかね?最近になって急に問題視されだしたわけではないんですよ。
2015年くらいからずっと環境省はミスクレを名指しで危険だと注意喚起してるんです。
しかもそもそも当方は安全だなんて一言も書いてないですしアメリカザリガニと同等に危険だと記事に書いてます。
今回の報道
話は変わりまして、Twitterで拡散されてた産経ニュースの記事(2018.5.5付)を読みますと次のように書いてあります。
新顔の外来ザリガニによる水辺の生態系への脅威について環境省が全国に注意喚起を始めた。
雌1匹だけで子孫を残す特異な観賞用ザリガニ「ミステリークレイフィッシュ」が、国内の天然水域で発見され始めたためである。
【主張】謎のザリガニ 自然界への新たな脅威に新顔の外来ザリガニによる水辺の生態系への脅威について環境省が全国に注意喚起を始めた。雌1匹だけで子孫を残す特異な観賞用ザリガニ「ミステリークレイフィッシュ」が、…
産経の記事には「環境省が注意喚起を始めた」と書いてありますが環境省のHPのどこを見ても今回の報道にあったような注意喚起のお知らせはないんです。
むしろ環境省は2015年くらいからずっとミスクレを名指しで危険だと注意喚起してます。
例えば下のようなもの。
違和感を感じませんか?当方だけでしょうか
ガー、アロワナ、ザリガニの流れ
つい先日2018年4月からガーが規制されたばかりですが、2018年6月からアロワナの規制も強化(登録料値上げ等)される方向らしいです。
【ブログ】6月からのアジアアロワナに関する法改正
大切なお知らせブログなので、拡散して頂けると助かります。 https://t.co/h5bhUcRq7a pic.twitter.com/7kMfHGBaLS— アジアアロワナ専門店ラフレシア (@Rafflesia_jp) 2018年4月12日
もしかしたらですが、次に予定してるのがザリガニの規制強化ではないかと当方は考えています。
アメリカザリガニはいずれ規制される
アメリカザリガニと北米ザリガニは前回(2006年)の特定外来生物の指定対象には入りませんでした(現在は未判定外来生物ということになってます)がいずれ規制されるのでは、ということは昔から言われているようです。
しかし、アメリカザリガニを規制するのはガーを規制するのとは比べ物にならないくらい世間一般に対するインパクトが大きいです。その緩衝材がミスクレだったのでは?と当方は思ってます。
photo credit: muzina_shanghai
ミスクレの危険性を報道させた
「ミスクレはアメリカザリガニとは違って単為生殖を行い1匹が数万匹にも増殖する相当ヤバイ生き物だ」と世間に知らしめておいて「こんなの早く規制してしまえ!」という流れを作っておいてミスクレを規制するついでにアメリカザリガニなど全てまとめて規制強化にもっていくための準備段階が今回の報道だったのでは?
前回2006年の規制当時どんな流れだったのかよく分からないためなんとも言えませんが、、、
だが、1匹でも逃亡したり、放たれたりすると自然界で猛烈に繁殖する可能性がある。ペットとするには注意が必要なのだが、12年前に札幌市内で、2年前には愛媛県松山市の川で野外個体が捕獲されている。
必要以上に騒ぐのはよくない
ということを考えた上でミスクレの危険性を過度に煽るのはよくない、危険性はアメリカザリガニと同等だという趣旨のツイを行い記事を書いて拡散していただきましたが、、、
当方の予想が外れるといいと思うのですが