ザリガニ飼育の水質phについて

現在エビガニに対して名誉棄損法的措置を検討しています。もしどなたかエビガニの住所氏名等をご存じの方は当方までご連絡ください。エビガニらによる誹謗中傷発言等を見かけた方もスクリーンショットを撮影してDM等にてご連絡ください。相応の御礼をさせていただきます。
無知なザリガニ飼育者エビガニ(イモガニ)がワラダンを密輸(植物防疫法違反)
植物防疫所に確認しないで未判定種を輸入したらそれはすべて密輸
自分が管理するちっちゃな水槽内の出来事が全てだと勘違いしちゃう痛い人

 

アメリカザリガニ飼育に際しては昔からphは中性からアルカリ寄りが推奨されています。市販されている書籍で最も一般的だと思われるもの2冊を確認してみましたがどちらにもそのように書いてありました。

 

しかし、ザリガニ飼育に際してアルカリ寄りの水質が推奨される根拠が全く分かりません。確かに甲殻類の外骨格に含まれるカルシウムは弱酸性の水に溶けやすい性質がありますがカルシウムを含む餌を与えてさえいれば問題ないはずです。理由は下のページをご覧ください。

ザリガニの外骨格とカルシウム
ザリガニの外骨格は水質が弱酸性だと水に溶けると思ってる方は方は多いと思います。実際、外骨格に含まれるカルシウム(炭酸カルシウム)は水に溶けます。

またレッドビーシュリンプの飼育では弱酸性の水質で飼育するのが当たり前ですよね。

CrystalRed.jpg

photo credit: Katty Fe

当方の飼育環境では全て弱酸性寄り

ちなみに当方の飼育環境ではほとんどのザリガニを弱酸性寄りの水質で飼育していますが今のところ全く問題ありません。見た目的にも状態よく育ってると思いませんか?

また、稚ザリが落ちたりすることもほとんどないです。(この件に関しては産まれた場所の水で継続して飼育してるためだという可能性は考えられますが。)

ちなみに水質は意図的に弱酸性寄りにしてるのではなく水槽の水はサンゴ砂などの水質をアルカリ寄りにする物質を入れなければ自然と弱酸性に傾いていきそこで安定します。

メールを送ってみた

ザリガニ飼育に際してなぜ古くからアルカリ寄りの水質が推奨されているのか『大人のザリガニ飼育ガイド』の著者のSザリガニ研究所様に先月2018年5月に直接メールを送って質問してみました。しかしいまだに返信は返ってきていません。熱心な読者からの問い合わせなんですが・・・

ph7.0~8.5とは?

とあるホームページにこんなことが書いてありました。

アメザリを順調に飼育するため・・・という点で考える限り、やはりpH設定に関しては、7.0~8.5くらいのラインにもって行くのが妥当であることになります。なお、この数値は、公益社団法人日本水道協会が定期的に発表している全国各地の水道水データ「水道水質データベース」の原水データに照らし合わせても、その平均値は、ほぼほぼ合致しております。

佐倉ザリガニ研究所・ザリガニQ&A/メール編

水道水の平均的なphが7.0~8.5(この数字の根拠も不明)だからザリガニ飼育に最適な水質も7.0~8.5だと上の引用ページに書いてありますが・・・

水道水は人間が安全に飲料に用いることができるよう浄化された水、浄水です。ザニガニが生息している池や沼、水路などはたいていが淀んだ場所です。水質を弱酸性にする落ち葉などのデトリタスが蓄積してますし最近では酸性雨の影響もあります。つまりザリガニの生息域の水質phは水道水のphとは全く異なるはずです。

酸性雨

photo credit: suzuki.toshiaki

さらに表層と下層で水質は異なる

さらに同じ計測ポイントであっても表層のphと水底のphは異なるはずです。水底は落ち葉やデトリタスや汚れが蓄積してますので一般的に表層より弱酸性寄りになっているはず(地質等の影響も受けるため一概には言えませんが)です。

つまり、水底に生息してるザリガニが弱酸性の水質に弱いと思いますか?むしろ逆で弱酸性の水質にも耐性を勝ち得た個体のみが生存競争に勝ち残って現在のアメリカザリガニになっているのではないでしょうか?

6/25追記:ザリガニは清浄な渓流を好む

ちなみに今回の記事ではアメリカザリガニを前提にしていますがデトリタスが蓄積した淀んだ水域を好むのはアメリカザリガニドワーフザリガニなどの特徴で他の種類のザリガニについては異なるものもあります。

つまり種類によっては清浄な環境を好むものもいてどちらかといえばそういった清浄な環境を好むザリガニのほうが多数派であるそうです。

我々日本人にとって、ザリガニの棲む環境といえば(残念ながら)もっとも身近なアメリカザリガニが好む水田周りや沼地が真っ先にイメージされる。

しかし、実はそうした環境に生息するザリガニ類は少数派である。多くのザリガニは冷水域や清浄な渓流を好む。そして、タスマニアオオザリガニもその例に漏れない。

世界最大のザリガニ タスマニアオオザリガニについて |
世界一大きなザリガニ。そう聞いて、あなたはどれほどのサイズを想像するだろう。 アメリカザリガニの二倍くらい?いや、三倍?もしかして五倍とか?…いやいや、そんなもんじゃない。本日は世界最大のザリガニ、タスマニアオオザリガニについて解説していく。 分布・・・オーストラリア・タスマニア島 その名の通り、生息地はオーストラリア

したがってラマシーなどの他の種類のザリガニがアルカリ寄りの水質で飼育がうまくいってるからアメリカザリガニも同様にアルカリ寄りの水質が良いと考えるのは大きな間違いです。種類が異なれば飼育方法や繁殖方法も異なります。アメリカザリガニ以外の北米系のザリガニの繁殖がやや難しかったりするのはこういった基本的なことを理解してる方が少ないためだと思います。ザリガニの種類ごとに底砂の種類、厚さ、ろ過方式等を変更されてる方はかなりの少数派だと思います。スピクリ、ウォチタ、カンバルス属も同じはずです。

ザリガニはアンモニアに弱い

ザリガニはアンモニアが分解された硝酸塩亜硝酸塩に対して耐性がありますがアンモニアには弱いです。そしてアンモニアの毒性アルカリ度が上がるごとに増します。どの程度までアルカリ寄りになると生体に影響が出るのかは生体の種類ごと異なるはずでザリガニに関してはデータがないので詳細な数値は不明です。

ちなみにアロワナに関してはphが8.5を超えるとアルカリ性血症が発生する可能性があるようです。これはいろんなところでそのように書かれてました。

Green Asian arowana

photo credit: Hampus Hertzman

アロワナは大変高価なためこういった細かい数値まで研究されているんでしょう。アメリカザリガニはアロワナと同様にやや淀んだ池などに生息するタイプの生き物ですしこの数値はアメリカザリガニとは異なるはずですが参考として考えておいて大きな間違いはないはずです。

(参考)水道法の水質基準

水道水のphについて参考までに補足しておきます。たいした意味はないので読み飛ばしていただいたほうがよいと思います。

日本の各地域の水質は地域によりかなりばらつきがありますが日本の水道水は水道法により46項目について水質基準が定められておりphについては5.8以上8.6以下と定められています。

また、「水道水質データベース」の数値もパラパラみてみましたがphは7.0~7.5くらいが平均であるように感じました。ちなみに6.0台しかない地域も実際にあります。

つまり前述の参照ページの日本の水道水のphは7.0~8.5だという根拠は当方には理解できません。

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