ザリガニを綺麗なブルーを維持して飼育する方法を簡単に解説します。サバを与えて青くする方法は知られていますがサバを与えるわけではありません。
まずは写真を見てください。
紹介している写真は全てクリアザリガニです。アメリカザリガニの色素変異種です。
同一個体ではないですが成長に伴いだいたいこういう感じで色が変わっていきます。
最初の写真は鮮やかなブルーでしたが2枚目の写真のセミアダルトサイズくらいになるとややくすんだ感じの渋い色合いになります。
最終的にはこういった感じになります。成長すると色が濃く鮮やかになりますがこれは婚姻色のようなものだと思ってます。
個体差もあるため最終的な色合いは個体ごと異なります。このように全体的に赤っぽくなったりもします。
ザリガニがどんな色合いに育つのかは外的要因にも依存します。詳しくは以前の記事で書きました。

青を維持して育てる方法(クリアザリガニの場合)
本題に入ります。青を維持しながらザリガニを飼育する方法を簡単に解説します。一応クリアザリガニを前提としてますがゴーストザリガニも同様です。白オレンジ等の固定品種の場合はこれには当てはまりません。ザリガニの色揚げの方法は品種ごと異なります。
重要な順に並べると次のとおりです。
- 日光に当てない
- 砂を黒系にする
- カロチン
メラニンで茶褐色になる
日光に当てないというのはかなり重要です。ザリガニにはメラニン色素がありまして日光に当てると茶褐色になってしまいます。
上の写真はクリアザリガニですが真夏の屋外で飼育してた個体です。
日光を遮断すればするほどよい
ザリガニは日光に当てなければ当てないほど綺麗に育ちます。
窓際の明るい場所に水槽を置くのも色合いを考えるならやめたほうがよいです。どうしてもしょうがない場合には3面を遮光する等の工夫をしたほうが良いと思います。
クリアザリガニやドワーフを青く育てるにはこれが一番重要です。
日光を完全遮断することでメラニン生成を抑制
さらに、日光を完全に遮断して育成すると遺伝的にはメラニンが欠乏していないのにメラニンの生成を完全に抑えることができます。つまり今までに見たこともない感じに育てることが可能です。

これがまさにそれではないかなぁと思ってます。とても綺麗ですが。
ちなみに黒ザリはメラニズムだと思ってますがメラニン生成にそもそも異常があるため日光を完全に遮断して飼育してもそこそこ青く育つはずです。検証してみると面白いかもですね。
黒い砂のほうが青が引き立つ
ザリガニには保護色機能があります。結構強いです。そしてザリガニに限らずほとんどの生物の青い色は黒の色素と光の加減で青く見えているにすぎません。したがって底砂を黒にしたほうが青くなります。
特にクリアの稚ザリはこの傾向が強いです。
ただしアダルトの場合には黒くなりすぎてしまうため加減が必要です。
黒い底砂
ちなみに黒い底砂としては下のような商品があります。
溶岩石です。お値段は3Lで1200円くらいです。
園芸用の富士砂も溶岩石なのでアクアに代用できます。ただし粒の大きさがそろってないのでふるいにかけたりする手間がかかります。15Lで1000円くらいです。
個人的に一番おすすめなのがこちらの商品です。個人的にはすべての砂の水槽に水槽にこれを使いたいくらいです。3kgで1200円くらいです。
おはよう御座います。
当ブログへ訪問頂きまして誠に有難う御座います。
又のご訪問をお待ちしております。