落ち葉にはカロチンが含まれていない??

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当ブログではクヌギなどの落ち葉にはカロチンが含まれていると紹介してます。しかし、「落ち葉にはカロチンが含まれていない」などというとんでも情報があるようですね。

全ての植物にカロチンが含まれている

結論から書きます。クヌギの落ち葉に限らず全ての植物にカロチンが含まれています。

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構のホームページにも次のように書いてあります。

カロテノイドは植物が光合成をする際に必要な化合物なので、全ての植物の葉や茎に含まれています。

wikiでも同様のことが書いてあります。こちら

偏向報道

それなのに、ラマシーザリガニさんが運営するオカルトパクリブログにはとんでもないデタラメが書かれていました。都合のよい部分だけを抜粋してそれがすべてであるかのように説明してるんですが内容は完全に偏向報道に近いと思います。

下の図は山形県のホームページで公開されているpdf(内容に興味がある方のみご覧ください)ですが、紅葉には「赤くなる仕組み」「黄色くなる仕組み」の2つの仕組みがあります。

オカルトパクリブログではどうやらそのうちの「赤くなる仕組み」のみを抜粋することで落ち葉にはカロチン(カロリノイド)が含まれていないと結論づけて解説しているようです↓

しかし、そもそも「赤くなる仕組み」「黄色くなる仕組み」それぞれが樹種によってどちらか一方の仕組みのみになっているということはありえません。どんな植物であってもカロチンと葉緑素をもっているからです。

オカルトパクリブログ以外にもいろんなサイトを見ましたが樹種に紅葉は赤くなるもの、黄色くなるものとに区別されるというように書いてあるサイトが多く、ほとんどのひとが勘違いしているようですね。

紅葉のメカニズム

紅葉のメカニズムについて詳しく知りたい方は下のページをご覧いただくとよいと思います。自分で検索してみてもいいと思います。当サイトでは特に解説することはありません。意味がないからです。

http://www.bdouen.net/kouyou-kisochisiki/
色の変化はどう起こる? 紅葉するメカニズム
秋になると私たちを楽しませてくれる紅葉。葉はどのようにして黄色く・赤く色づいていくのでしょうか?
紅葉のしくみ
秋に子どもと楽しくもみじ狩りをするために、紅葉のしくみを覚えよう。子どもも、葉が赤色や黄色に染まるしくみを知れば楽しいもみじ狩りができるかもしれない。本頁は、子どもにもわかるやさしい紅葉のしくみを紹介しています。

話題のツィート

本日Twitterで話題になってたツィートですがすごく的を得てると感じましたのでご紹介させていただきます。

頑固さは、若い時とは逆で、経験による価値観ばかりで論理的判断に欠く。深刻な場合は老害と呼ぶ。

まさにこれだと思いました。

紅葉した葉と茶褐色の落ち葉

紅葉した葉にはカロチンが含まれています。しかし茶褐色になった落ち葉にもそのままの状態でカロチンが留まっているのかどうかについては特に情報がないため正確にはよく分かりません。つまり検討の余地はあると思ってます。

しかし、カロチンは脂溶性であるため簡単に外部に流出することはないと思われますし、抗酸化作用が高いため酸化して全く関係のない無益な化合物になるということもないと思われます。

さらに、『シュリンプクラブ2018年03月号』のお坊さんの記事にザリガニに落ち葉を与えると発色が良くなると書いてありまして実際にザリガニに落ち葉を与えると色揚げ効果があるという検証をされたお坊さんのような方がいます。

つまり当サイトでは一応根拠をもってクヌギなどの落ち葉にはカロチンが含まれると紹介しています。

『落ち葉にはカロチンが含まれていない??』へのコメント

  1. 名前:ざにざに 投稿日:2018/07/18(水) 20:28:41 ID:8bd085c1b 返信

    いつも楽しく拝見しております。

    今回の「落葉にカロテン(カロチン)は含むか否か?」ですが、混乱してしまったので調べてみました。既出の部分が多いですが、備忘録的に記載したいので失礼致します。

    まず前提として、カロテン類はカロテノイドの一種で、他にキサントフィル類があります。

    ①紅葉の場合
     クロロフィル(葉緑素)が分解され緑色が無くなり、アントシアニン(ポリフェノールの一種)が目立ち、残存したカロテノイドとの割合で色味が決まる。
    ②黄葉の場合
     クロロフィル(葉緑素)が分解され緑色が無くなり、カロテノイド(キサントフィル類)が目立って黄色くなる。
    ③褐葉(茶色の葉)の場合
     基本は黄葉と同じだが、褐色を呈するのはフロバフェンの生成による。フロバフェンはアントシアニンとカロテノイドの酸化とも言われ、またカロテノイドが完全に分解され、アントシアニンの生成される前にカテコール系タンニンからフロバフェンが作られるとも言われ様々な生成説がある。

     これらのことから、正確を期するには
    「クヌギなどの落ち葉にはカロテノイド(カロテン類+キサントフィル類)が含まれている」
    という表現が的確かも知れません。

    「落ち葉にはカロテンが含まれていない」
    については何とも言えませんが、褐葉なら或いはカロテンはフロバフェンの生成に使われ切ってしまって残っていない可能性が高そうです。フロバフェンも色素と言えば色素なので、何らかの色揚げ効果はあるのかも知れませんね。

    • 名前:ざにざに 投稿日:2018/07/18(水) 20:30:34 ID:8bd085c1b 返信

      訂正です。

      「紅葉や黄葉にはカロテノイド(カロテン類+キサントフィル類)が含まれている」

      が正しい表現です。

      • 名前:ザリラムズ 投稿日:2018/07/18(水) 23:23:55 ID:637df9a5e 返信

        ざにざにさんはじめまして。

        かなり詳しく補足ありがとうございます。おっしゃるとおり正確には「紅葉や黄葉にはカロテノイド(カロテン類+キサントフィル類)が含まれている」がより正確なのかなと思っています。ちなみに緑葉にもカロチンは含まれてるはずです。

        茶褐色になった落ち葉にカロチンが含まれるのかどうかについては実際よく分かりません。ただしお坊さんのようにクヌギの落ち葉に色揚げ効果があると発言されている方がいらっしゃるのは事実です。

        またそもそも当サイトではカロチンと簡略的に使っておりますが正確にはいろんな種類があるカルテノイドの総称がカロチンです。このあたりも簡略化して分かりやすく噛み砕いてるつもりです。

        実際に効果があるのか、またどの程度効果があるのかについては個人的にかなり興味がありますので検証してみたいと思ってます。

        • 名前:ざにざに 投稿日:2018/07/18(水) 23:48:35 ID:8bd085c1b 返信

          ご返信ありがとうございます!

          これまではザリガニの色揚げとは
          カロテン摂取→アントシアニン生成
          の経路だけかと思っていたのですが、褐葉でも色揚げ効果があったとなると、
          フロバフェン摂取→何かの色素生成
          という可能性も出てくるのかな、と。ただ、褐葉の中にもほんの少しアントシアニンが残留しているでしょうし・・・。

          補足ですが、カロテン(カロチン)はカロテノイドの内、炭素と水素とから成る化合物(酸素を含まない)の総称ですので、カテゴリとして上位になるのはカロテノイドになります。一度御確認頂ければ幸いです。

  2. 名前:ザリラムズ 投稿日:2018/07/19(木) 11:15:01 ID:56d1b4bce 返信

    自然界でアメリカザリガニはかなり大量にカロチンを摂取してるはずですが食性を考えた場合その大半をデトリタスに含まれる落ち葉などから摂っていると考えられます。

    フロバフェンがそもそもなんなのかがよくわからないですしそれもザリガニの色揚げで言われるカロチンに含めて考えられているのかもしれないですしあまりそこを深く考えても意味がない気がします。

    個人的には自然界のアメリカザリガニがデトリタスの落ち葉に代替するカロチンの摂取源があるのかないのかに興味があります。可能性としては落ち葉に付着する微生物というのはありえるのかもしれませんね。