濾過摂食できないためグリーンウォーターはザリガニの色揚げに効果なし

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なんだか最近おかしなデマがいろいろ出回ってるようですね。かなりびっくりしましたが。

  1. ザリガニにカロチンを与えても色揚げにならない
  2. ザリガニをグリーンウォーターで飼育するとクロロフィルにより色揚げ効果がある
  3. ザリガニの腹部の青い線はである

これ全部間違いです。順次解説します。3.の青い線についてはこちらで書きました。

これがグリーンウォーターです。メダカ飼育と相性が良いですね。

カロチンはザリガニの色揚げ効果絶大

カロチンについてはみなさんご存じのとおり色揚げ効果絶大です。カロチンにザリガニの色揚げ効果はないなどというおかしなデマを発信してる方はいったい何を根拠にそんなこと言ってるのかさっぱり意味が分かりません。非科学的すぎますね。

なお、多くの方が「カロチンは赤の色揚げにはなるけど青の色揚げにはならないんじゃないか」と疑問を感じてると思いますがこれは正しい疑問だと思います。何事も疑問を持つことは大事だと思います。

ちなみにカロチンは青の色揚げにもなってます。これについての詳細は別の記事で書きます。

ザリガニは濾過摂食できない

ザリガニがグリーンウォーターに含まれるクロロフィルを栄養として取り込むことができる、しかもそれが色揚げに効果があるとデマが流れてるようですがザリガニはそもそも濾過摂食できません。濾過摂食できないのにどうやって水に溶け込んでるクロロフィルを栄養としてとりこむのでしょうか??

ちなみに濾過摂食とは次のとおりです。

濾過摂食(ろかせっしょく、filter Feeding)とは、動物の餌の取り方の類型の一つで、触手などを用いて漉し取る(濾過する)ように餌をとるやり方を指す。主として水産動物に見られる。

wikipedia

濾過摂食できるのはヒメタニシくらい

アクアリウム生体で濾過摂食できるのはヒメタニシとあとシジミなどの二枚貝くらいしかいません。当方ラムズホーンアップルスネール(ジャンボタニシ)などいろんな巻貝も飼育してますがこれらは濾過摂食できません。

ヒメタニシの濾過摂食の実験

水槽にグリーンウォーターを入れてそこにヒメタニシを投入するとみるみるうちにグリーンウォーターが澄んで透明になっていきます。これはヒメタニシが濾過摂食により水中の植物プランクトンを餌として食べるからです。

ザリガニがグリーンウォーターに含まれるクロロフィルを餌として食べることができるならば、同様の実験をしたら水が澄んで透明になるはずですよね?ぜひデマの発信者は責任をもって実験するべきだと思います。(といいますか先に実験してからいろいろ書けばいいのにな、と思います)

WILDザリガニの採取地

巨大サイズのアメリカザリガニ(通称:ジャイアントクラーキー)の生息地には特徴がありどこもグリーンウォーターになっているそうです。したがって、一部の方がグリーンウォーターに含まれる栄養素がアメリカザリガニを大きく成長させているのではないかと考えているようですがこれは違います。前述のとおりザリガニは濾過摂食できないためそれはありえません。

ただ単純にグリーンウォーターになっている場所のほうが天敵の鳥に狙われにくいため大きく育ったと考えるのが自然です。あとはもうひとつ別の要因もあるはずです。それはまたの機会に。

グリーンウォーターに投入しておけば成長するのか?

ザリガニがグリーンウォーターに含まれる植物プランクトンなどの養分を濾過摂食して取り込むことができるならばザリガニをグリーンウォーターで飼育すれば何も餌を与えなくても飼育できるはずですよね?これが本当なら夢のような飼育方法が実現することになります。しかしそんなことはありえません。デマの発信者の方は責任をもってこれについても実験するべきです。

ちなみに当方はすでに検証済みです。屋外水槽にグリーンウォーターを作りそこにザリガニを数か月放置してましたが全く成長しませんでした。

グリーンウォーターには紫外線を遮る効果がある

前述のとおりザリガニは濾過摂食できないためグリーンウォーターにどんな栄養が含まれていようがそれを養分とすることはできません。したがってグリーンウォーターに含まれる栄養素によりザリガニの色揚げになるということは100%ありえません。

しかし、グリーンウォーターには紫外線を遮る効果があります。

ザリガニは強い日光を浴びるとメラニンが生成され色が茶褐色になります。

こんな感じに。(ちなみにこれはクリアザリガニです。)

グリーンウォーターには紫外線を遮る効果があるため日焼けによる茶褐色化を緩和する効果、間接的な色揚げ効果はあるはずです。

ここまで極端でなくても屋内水槽をグリーンウォーターにすることで色揚げ効果は期待できるはずです。ザリガニは微弱でも紫外線を浴びるとメラニン色素が生成されて茶褐色になるためです。この原理につきましては下の記事で詳しく書きました。ただしグリーンウォーターを維持するために窓際に水槽を置いたりするのであれば逆効果です。

綺麗なブルーを維持してザリガニを飼育する方法
ザリガニを綺麗なブルーを維持して飼育する方法を簡単に解説します。サバを与えて青くする方法は知られていますがサバを与え

あと逆にザリガニは品種によっては紫外線を当てて日焼けさせることでより色をより濃くすることができます

したがって屋外のグリーンウォーターで飼育してるコバルトクラーキーが濃い青になったとしてもそれをグリーンウォーターのおかげだと決めつけるのは・・・

『濾過摂食できないためグリーンウォーターはザリガニの色揚げに効果なし』へのコメント

  1. 名前:ザリザリ 投稿日:2020/07/07(火) 22:35:55 ID:435a899d2 返信

    あのサイトのことだったのですねwなんだか精神的勝利されていて見ていてちょっと辛かったです。対抗してブログやるにしても、もう少し書き方があるんじゃないかなと思いました。

    一点質問ですが、エビなどは硬度がよく言われていますが、イオン化されたものは、ろ過摂食とは別の方法で吸収されているのでしょうか?

    • 名前:ザリラムズ 投稿日:2020/07/08(水) 12:23:01 ID:3b599162f 返信

      あんなゴミサイト興味もないので見てないんですが何故いつまでもこちらに張り合おうとするんでしょうね。

      そもそもザリガニ飼育やザリガニの生態、遺伝などに関して何の実績も成果もあげてない人が毎回毎回オカルト的なデマを垂れ流してるだけなのになぜ有識者ぶってるのかが全く理解できません。

      しかも勝ち誇った気になってるんですか?過去の議論で完全敗北してるのにおかしな人ですね。議論したいなら過去の自分の間違いをしっかり訂正してこちらに謝罪するのが先なのに。

      イオン化っていうものがいったいなんなのか意味が分かりません。ザリガニに限らず魚類は浸透圧で水と体液の交換を行ってます。硬度があればいいのではなく水中にいろんな有機物が溶け込んでる状態がよいのだと思います。アメリカザリガニも同じです。逆にRO水でエビが長期生存できるか興味ありますね。ちょっと知り合いの方に聞いてみようと思います。