ザリガニの腹部の青い線に関してちょっと盛りあがってるようですね。
ちなみに青い線とはこれです。
腹部の中央に入ってます。
茹でると外骨格同様に赤くなりました。茹でると赤くなるということはつまり腸ではないんですよ。また腸は「背わた」といいますし背中側にあります。
こんな感じです。エビと同じです。IKEAに行く機会がある方はザリガニパーティーをオーダーしてザリガニの内部構造を実際に観察してみると面白いと思います。
ザリガニの青い線は品種により色が異なる
本題に入ります。
ザリガニの腹部の青い線を腸管だと大々的に発言されてた某お方は「ザリガニの腹部の青い線の有無により品種を区別することはできない」とお考えのようですが
ごめんなさい。1つお尋ねをしたいのですが、その「線の有無で品種を見分ける」などという珍説は、一体どなたが唱えていらっしゃるのでしょうか?最近あちこちで耳にするようになったのですが、まったく意味不明ですので、その説を提唱している方に、ぜひその根拠をお伺いしたいと思っているのです。
— 経津主@RJAA (@soratobusougiya) 2018年8月7日
これは全くの間違いです。むしろザリガニの腹部の青い線の有無、あとは色により品種を見分けることが可能です。
ザリガニの腹部の青い線は色素欠損と対応
ザリガニの腹部の青い線の色と品種との対応関係は次のとおりです。
線が青 | ノーマルザリガニ、黒ザリ(シザー、BK)、クリア、コバルト |
線が赤 | スーパーレッド、オレンジ |
線が白 | ホワイト、ゴースト、白ヒゲ |
ちなみにザリガニの品種はほとんど全てが色素欠損(アルビノ)です。白ザリがアルビノだということは先日記事に書きましたね。白ザリだけがアルビノじゃないとも書きましたがそういうことです。

ちなみにザリガニの腹部の青い線がアルビノだとない(白)というのは英語の文献にも書いてありました。この文献発表時はザリガニのアルビノは白ザリしかいなかったため当方の上の表とは若干違ってますが言ってることは全く同じです。(当方の表のほうがより正確)
The crayfish had no melanin or red pigments.In addition, there was no blue line that is normally found in the epidermis of the abdomen.
青い線が腸管だという騒動の闇の深さ
なぜ他人の発言を簡単に信用するんでしょうね。
自分の目で確認した事実のみ100%の真実
ザリガニを茹でるというのは以前の記事でやったものですが

その一番最後の部分「気づく方は異変に気付くはず」というのが今回の記事の内容につながります。当方はあれでいろんなことに気づきました。
やっとここまできました。正直かなり長かったです。
続きます。

こんにちは。子供の頃以来 全くザリガニに無縁できましたが先日娘がザリガニを捕まえてきて飼育を始めました。小さい頃まいにちバケツいっぱいザリガニを捕まえてた記憶を思いだし腹部の青ラインや赤ラインを思いだしました。ガキの記憶では青がオスで赤がメスと勝手に思ってましたが品種なんですね。今ではザリガニも売ってるとは田舎育ちの私には少々びっくりでした☺