コバルトクラーキーの色彩表現の仕組みを大公開

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植物防疫所に確認しないで未判定種を輸入したらそれはすべて密輸
自分が管理するちっちゃな水槽内の出来事が全てだと勘違いしちゃう痛い人

 

コバルトクラーキーについて記事を書いてほしいとの要望をいただきましたのでコバルトクラーキーのあの濃い青の発色の仕組みについて簡単にまとめてみます。

コバルトクラーキーとは

コバルトクラーキーとはザ!りがに道楽さんが作出されたアメリカザリガニ(Procambarus clarkii)の品種で、濃い青に育つのが特徴です。

アメリカザリガニで青くなる品種としてはブルーザリガニも存在していますがコバルトクラーキーはブルーザリガニとは遺伝的に全く異なります

こちらがブルーザリガニです。適当な写真がありませんでしたが見るからにコバルトクラーキーとは異なることはお分かりいただけるのではと思います。

コバルトクラーキーの産地

コバルトクラーキの作出過程ザ!りがに道楽さんのホームページで公開されていますがそれを読む限り愛知県の東の方の地域で採取された同産地のWILD色変の掛け合わせのようです。

きっちりと作出過程が公開されていて素晴らしいですね。

コバルトクラーキーの作出年

コバルトクラーキーの作出は2014年秋ザ!りがに道楽さんが入手されたWILDの元親を掛け合わせたのが始まりだそうです。F1の流通は2015年2月のようです。つまりまだまだ新しい品種ですね。

コバルトクラーキーの青のメカニズム

おそらくみなさんが一番気になっているのはコバルトクラーキーの濃い青の発色の仕組みだと思いますがこれは結構単純です。青いロブスターと同じです。

この青いロブスターはクラスタシアニンが過剰に生成される遺伝子異常だそうですがコバルトクラーキーも同じだと思います。根拠はおいおい解説していきます。

ちなみにクラスタシアニンとはカロチンから生成される物質です。

ザリガニの体色とカロチンクラスタシアニンアスタキサンチンとの関連はまた後日詳しくまとめようかと思います。かなり面白いと思います。

アルビノのロブスター

ちなみにこちらはアルビノのロブスターです。ロブスターとザリガニは生物の分類学上とても近い生き物なので色素変異等に関してもだいたい同じです。

見た感じはアメリカザリガニのアルビノである白ザリと同じですね。

こういったロブスターも存在してます。

ちなみにこれは遺伝子異常ではなく突然変異だそうです。ザリガニでもこういうのが存在してますね。

画像引用元:ニュースjp.net

コバルトクラーキーはアルビノではない

アメリカザリガニの品種はそのほとんどがアルビノですがコバルトクラーキーに関しては珍しくアルビノではない(はず)です。根拠は腹部の青い線です。

ザリガニの腹部の青い線は色素欠損と対応
ザリガニの腹部の青い線に関してちょっと盛りあがってるようですね。 ちなみに青い線とはこれです。 腹部の中央に入ってます。

コバルトクラーキーはどんな品種とクロスしてもF1は中間色の茶色っぽい感じとなりますがその理由は他の品種とは全く異なる原理による発色メカニズムであることとアルビノの品種とはホモ接合しないためだと思われます。

コバルトクラーキーを濃い青に育てるには

コバルトクラーキーは窓際や屋外などの日光がよく当たる環境で飼育するとより濃い青に育ちます。

水草も豊富に与えたほうがよいです。あとは底砂は黒にしたほうが保護色によりより濃い青に育ちます。

ザリガニは外的環境により色が変わる
ザリガニは外的環境(餌や飼育環境)により色が変わります。そのザリガニの体色に影響を与える要因をまとめると次のとおりです。全7つです。 ちなみのこの記事は2

ちなみに色揚げの方法は品種ごとに異なります。発色メカニズムは品種ごと全く異なるため当たり前だと思いますが。

コバルトクラーキーを使ったコンボ表現が可能

通常のコバルトクラーキーはノーマルザリガニにクラスタシアニンの過剰生成が発生したものですがベースのノーマルザリガニを他の品種に置き換えることにより「既存の品種×コバルトクラーキー」というコンボ表現を作成することが理論上可能です。

チタニウムは間違いなくそれだと思っています。また当方は黒ザリがベースだと思っています。という前提で以前書いた記事を読み直していただいても面白いのではないかと思います。実際何なのかは飼育してませんし情報も少ないのでよく分かりません。

チタニウム=コバルトクラーキーではないか
もしかしてタイ人ってコバルトクラーキーの存在を知らない可能性ってあるんじゃないでしょうか? これはfacebookで見つけた動画で新品種チタニウム

チタニウムの腹部の裏側の青い線が何色なのか非常に気になります。そこからもいろいろ考察できますね。

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『コバルトクラーキーの色彩表現の仕組みを大公開』へのコメント

  1. 名前:萩もん 投稿日:2018/08/17(金) 03:32:58 ID:bd86e94ea 返信

    ロブスターのアルビノゴルキンに見えました笑

    コバルトクラーキーすごいですね!シザーもワイルドかけるワイルドだと聞いていたので固定する技術すごいと思います!固定する技術。学びたい…

  2. 名前:ザリラムズ 投稿日:2018/08/17(金) 12:24:36 ID:56a9762eb 返信

    萩もんさんこんにちは!

    いいところに気づきましたね。もしかしたらそちらの可能性もあるかもと思ってます。つまりGKとは、、、といろいろ考えを膨らませることができると思います。

    アルビノとかコバルトとかの遺伝子異常は比較的簡単に固定できます。Aa×AaのF1でホモ接合したAAでアルビノやコバルト表現は固定されるからです。ただa因子以外にもいろんな因子がb、c、d・・・と存在していて隠しヘテロとかがあるのが普通なので純粋な意味で形質をほぼ100%固定するにはもっと累代しないといけないのでかなり大変ですが。

    固定する技術としては以前解説した戻し交配が有効です。
    http://crayfish.wpblog.jp/2018/04/27/post-3038/

    シザーが固定できてるかどうかは置いといて産地の異なるWILDを掛け合わせたF1からあの表現が産まれるようになったのはかなりすごい、奇跡だと思ってます。あまりこういうことを言う方がいないですがjinxさん相当すごいと思ってます。

  3. 名前:萩もん 投稿日:2018/08/19(日) 00:35:04 ID:cf97607d9 返信

    コメントありがとうございます!
    確かにゴルキンが…だとすごく興味がありますが深く突っ込むと叩かれそうですね…

    アルビノやコバルト!固定はそこまで難儀じゃないのですね!ですがあそこまで綺麗な状態を固定するのはプロの技ですねー!
    確かにシザーはいろいろ出てくるので固定できてるとは言えないですが…
    F1からあの表現ですか!!すごいですね…奇跡としか言いようがないですね…
    たくさん今回も学ばせていただきありがとうございます!
    またいろいろ教えてくださいね!