鳥羽水族館で黒いアメリカザリガニ(ブラックザリガニ、品種名:メラニスティック)が展示されているようです。

その鳥羽水族館で展示されている黒いザリガニを見て黒いザリガニに興味をもつ方が出てくる方がいると思います。ということでこの記事を書いてみました。
黒いザリガニについての黒い噂
黒いザリガニは2017年から「シザー」という流通名で流通をスタートさせました。流通当初かなり話題になりまして当時はかなりの高額で取引されていましたがシザー販売者グループ(通称シザー陣営)が黒いザリガニの販売独占を企みライバル業者を誹謗中傷するデマを流したり品質を偽って販売を行っていたためいろいろと黒い噂が絶えませんでした。なお現在は1匹数100円程度で流通していまして当方もその値段で販売してます。

それは置いといて、当ブログで既に書いた「黒いザリガニ」関連の記事で一般の方にも興味をもっていただけそうなものをまとめてみました。
当ブログの過去の黒いザリガニ関連の記事

黒いザリガニは「シザー」や「ブラックキング」などという流通名で流通してますがどちらも遺伝的には同じものです。原理はメラニン色素の過剰生成「メラニズム」です↑

黒いザリガニは「シザー」や「ブラックキング」といった流通名しかなく、なおかつ両者ともに証明書のないものは偽物だという商売の仕方で販売されてます。そこで統一された品種名として「メラニスティック」と名付けました↑

黒いザリガニのメラニズムは優勢遺伝の傾向があります↑

黒いザリガニのメラニズムは優勢遺伝することから掛け合わせにより簡単に黒いザリガニの白ヒゲ表現やゴースト表現を作成することができます↑

黒いザリガニはメラニン色素が多いことからバーンスポットになりにくいと思われます↑

黒いザリガニはメラニズムだけでなく血液が黒くなる変異も発生してるようです↑

黒いザリガニを解剖してみました↑
黒いザリガニという名称で展示
どうでもいいことですが鳥羽水族館で展示されている黒いザリガニは「シザー」でも「ブラックキング」でもなくもちろん「P.scissor」とかいう偽学名でもなく黒いザリガニとして展示されているみたいですね。
「P.scissor」という偽学名で展示されてたらとても面白かったので残念です。
鳥羽水族館のザリガニコーナー
ちなみに鳥羽水族館にはザリガニ専用の展示スペースがあるそうです。
そこにはいろんな色のアメリカザリガニが展示されているそうです。自然環境っぽくレイアウトしてあって面白そうですね!
鳥羽水族館にはヤビーも展示されている
あとは、2006年の外来生物法改正により飼育できなくなったヤビーなども展示されているようです。

展示されてるヤビーを見て興味が出たとしても違法飼育はいけませんよ。外来生物法により飼育等の一切が禁止されている特定外来生物であり法律違反になります。