前回の記事の続きです。

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未判定外来生物に指定されてるザリガニとは
まず最初に前置きから。未判定外来生物に指定されているザリガニとは、
カンバルス属のザリガニ全部(こういうやつ↓)と
さらにアメリカザリガニ以外のプロカンバルス属全部(こういうやつ↓)
などのことです。
正確には既に特定外来生物に指定されているザリガニと在来種ニホンザリガニとアメリカザリガニを除く全てのザリガニとなりますので範囲がはかなり広いです。

↑こちらの記事で詳しく図解してます。
未判定外来種は法改正時に流通していなかったザリガニ
その未判定外来生物に指定されてるザリガニですが現在ヤフオクやイベントなどで普通に流通しているのはみなさんご存じのとおりですが、実はなんと!
未判定外来生物に指定されているザリガニは、外来生物法改正があった2006年当時、国内流通が確認できなかったザリガニだと国(環境省)は考えているということです。
実際にはアレニー(フロリダブルー)などが流通してましたのでちょっと事実とは異なりますが国がそう認識してるってことはかなり重要です。
以前の記事で2006年以前に国内流通していなかったProcambarus pygmaeusが2012年あたりから新規に国内流通を開始しているのはかなりおかしいと書きましたが

国(環境省)も同様にこういうのを異常だと「問題視」しているということですよ。
ヒルスタスも密輸ザリガニ
そういえばまだ取り上げてなかったですがヒルスタス(procambarus hirsutus)も自称大御所K●Gさん絡みの密輸ザリガニの可能性が非常に高いです。詳しくは別の記事で書きますがこういうのを取り上げていったら切りがないです。
国はザリガニの流通実態を調査してる
国(環境省)は特定外来生物に指定するザリガニの選定にあたり、国内流通しているザリガニの取引量などを調査しています。
例えば今回の議事録の添付資料にこんなものがありました↓
見る人が見れば一目で分かるとおり実態とはかなりかけ離れていますが。例えば実際にはほぼ流通していないラマシーがかなり流通してることになってます。
おそらくですがこのデータはインターネットの検索結果をベースに特定のアルゴリズムを使ってはじき出したものだと思います。ラマシーの流通量が結構多いことになってるのは当ブログの全ての記事に「ネットストーカーのラマシーさんは当ブログの閲覧禁止」と書いているのを拾われてではないかと思います笑
密輸ザリガニP.teziutlanensisの情報も拾われてる
つまり、当ブログで取り上げたことにより密輸ザリガニだとザリガニ界隈で知れ渡ってしまってしまった「Procambarus teziutlanensis」についても環境省の調査に当ブログのような情報が拾われていくということです。
取引の実数の統計ではないので正確性は低いですがこういったデータも拾われていくメリットがあるんでしょうね。
未判定外来生物は国内にいないはずのもの
未判定外来生物に指定されているザリガニは国内にいないはずのものだと環境省や特定外来生物に指定されるザリガニの選定に係っている専門家の方が認識している以上、
それが多数ヤフオクやイベントで流通してる現在の状況はかなりまずいです。
↑Procambarus teziutlanensisみたいなものを堂々を新規にネット販売したり
メキシカンザリガニ!!!
まだまだ飼育者も少なく中々お目にかかる機会が
ございませんが、とても魅力的なザリガニです。
その販売に際して堂々とこんなことを書いちゃうのはかなりおかしいです。
ザリガニを利用して悪どく金儲けしたいだけの連中だから規制されようが知ったこっちゃないって感じなんでしょうかね。「PARTHENON」とかいうんでしたっけ。真面目にルールを守ってザリガニ飼育という趣味を楽しんでる我々にとってすごく迷惑なんですよね
こういうのをカッコイイと勘違いしてるおかしな使い捨て少年戦闘員もいますけどバカなんじゃないかと思いますね~
環境省や中井委員がこういう事実を知ったら大変ご立腹されるんじゃないでしょうかね~