ザリガニ水槽をリセットして底砂を洗うと「真っ黒な汚水(排水)」が出ると思います。
こういうものですが↑
この汚水ですがあれ動物にとっては毒でも植物にとっては栄養の塊です。いろんな有機物、バクテリアが豊富に含まれてます。捨てるのはもったいないので植物を栽培してる方はぜひ植物にあげてみてください。かなり育ちますよ。
個人的にですが、ハウスでザリガニ飼育をしつつその汚水を畑に撒いて野菜などを育てる「有機農業」をやりたいと今かなり思ってます。畑をお持ちの方少し貸してください~笑
ザリガニ水槽の汚水やデグーの糞で植物育てる実験してるんですがこれかなりいいですね。特に真っ黒の汚水。有機物や微生物の塊なんでしょう。
人口肥料与えて水道水で育てるのとは比較にならないくらい植物がよく育ちます。
— ザリラムズ (@bredinjptyo) August 10, 2019
この話はTwitterでツィートもしましたがかなり好評でした。
ザリガニ水槽の汚水はミジンコ培養にも有効
以前ミジンコの培養にザリガニ水槽の水が良いという記事を書きましたが

原理はあれと同じです。
デグーの糞も植物の肥料として有効
ザリガニ水槽の汚水だけじゃなくデグーの糞も植物の肥料としてかなり有効です。爬虫類や犬猫の糞とは違い虫が湧くということはないです。
デグーは完全草食性のため基本植物性の餌しか食べません。したがって同じ齧歯類でも雑食性のマウスやラットと比較して糞尿はほとんど匂いません。おそらく腸内細菌が全く違うんだと思います。
これはデグーの赤ちゃんです。かわいいですよね。
そもそも植物だけを食べてそれが腸で分解されて出てきたものですので糞とは言っても腐葉土的なものに近いんでしょう。
ウサギの糞も植物の肥料として有効
そしてウサギもデグーと同じ草食性でなおかつ完全草食性だと言われていますが、ウサギの糞が肥料として良いという話は結構有名のようです。
ただしウサギは共食いをするので厳密には完全草食性というわけでもないと個人的に思います。糞もそこそこ臭いがあります。それに対してデグーは一切共食いをしませんし本来の意味で完全草食性だと思います。
ザリガニ水槽は臭くない?
「ザリガニ水槽は臭くない、飼育してて臭いと感じたことはない」みたいなことを言う方がいますが、ザリガニ水槽の底砂の汚水ってこんな感じですしこの汚水は結構臭いですよ。
ザリガニに限らず生き物は糞尿(アンモニア)を出しますし特にザリガニの場合には食べ残しもたくさん発生するため水槽の水が臭くないわけがないんですよ。
ただし水槽に鼻を近づけるとドブ臭いにおいがするということはないです。もしそんな臭いがする場合にはその水槽は「生物濾過が立ち上がっていない」ってことですのでリセットして再度水槽を立ち上げることをおすすめします。
バクテリア=細菌=臭い
アンモニアはバクテリアによって硝酸塩などに分解されますが硝酸塩にも臭いがあるため無臭ではなく、そもそもバクテリアって細菌ですからね。つまり雑菌ですよ。人間が飲んだら100%お腹壊します。そんなものが臭くないわけないじゃないですか。
なお、ザリガニ自体は臭くないんですよ。以前記事にも書きましたが。

臭いものを臭いと感じないことが「ザリガニ愛」だ!みたいな意味なのかもしれませんが、臭いものは臭いですしむしろ生き物はなんでも臭いですよ。臭いし汚いしお世話が大変だしめんどくさいしそれでも好きだと思えるのが「本当のザリガニ愛」なんじゃないですかね。
糞尿を一切出さず無菌無臭の生き物がいるなら教えてください。