問題のない放流って何なんだろう

 

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オイカワマルさんは今回のドジョウの放流に関して次のような主張をしています。

  1. ガイドラインに則って放流しているため問題ない
  2. 同一水系のドジョウを放流しているため問題ない

しかしこれ、どちらもおかしいです。それぞれ理由は次の通りです。

  1. 放流ガイドラインは水産業を対象としていません
  2. 同一水系のドジョウであっても逃げ出せば外来種

詳細は↓のとおりです。

1.放流ガイドラインは水産業を対象としていません

放流ガイドラインに次のように記載があります。

なお,本ガイドラインは,主として野生集団の保全を目的とする放流のためのものである.それ以外の目的を含む水産業やレジャー,ペット投棄などに伴う放流行為を対象としない

水産業に伴う放流行為は「対象としない」と記載されています。

「対象としない」とはどういうことかといいますと、水産業に関連して行う放流に関してはこのガイドラインを守らなくてよいということです。

実際ガイドラインなど関係なく琵琶湖の鮎がガンガン地方の河川に放流されてます。ドジョウの養殖も全国の農家によりガンガン行われてます。

引用元:やすぎどじょう

しかしこういった水産業についてまで自然保護の観点から放流する際には「同一水系のものに限るべき」、「研究者に相談するべき」などと言いだしたらこういった水産業に従事してる方々にかなりの負担を強いることになりますよ。

みなさん生活がかかってるんです。みなさん朝から晩まで汗水たらして家族を養うために働いてるんです。こういった事情を考慮して放流ガイドラインでは水産業は対象外だとしているのではないかと思いますが

オイカワマルさんはこういった水産業(ドジョウの放流)に関しても「放流ガイドラインに則っていれば問題ない」、「ガイドラインに則っていなければ問題がある」、つまり、水産業であってもガイドラインに則って放流を行うべきと自分勝手なルールで適当なことを言ってます。

外野が無責任にあれこれいい加減なことを言うべきではありません。

2.同一水系のドジョウでも逃げだせば外来種

次に、同一水系のドジョウを種親としてドジョウの養殖を行えば養殖場である田んぼからドジョウが脱走しても遺伝子汚染の被害は少ないといえるでしょう。そこに関してはオイカワマルさんの主張は間違ってないです。(遺伝子汚染がなんなのかは置いといて)

しかし、そのドジョウも逃げ出せば「国内外来種」となります。遺伝子的な影響が少なくても国内外来種問題を引き起こすことは間違いないのに問題がない?被害を最小限に食い止めてる?どこが?「国内外来種問題」を軽視しすぎでは?

国内外来種を軽視する風潮(国内外来魚問題等)
Twitter限定で、だと思いますが「国内外来種」を軽視する風潮がありますよね。なぜなんでしょうね。外来種は「国内外

問題のない放流ってなんだろう

ここまで読むとガイドラインに従って同一水系のものを放流してるから問題ない放流であるというオイカワマルさんの主張、かなりおかしいと思いますよね。

他人に対して普段あれこれ偉そうに上から目線で口出してるのに↓

自分がその当事者になった時だけ「しょうがなかった」、「最大限の配慮をしている」等の言い訳をしてしまうのは大きな裏切りでしょう。

遺伝子的な影響が最小限になるよう考慮してるだけ

「同一水系のものを使うことで被害を最小限に食い止めている」っていう主張も逃げ出したドジョウは国内外来種になる以上、被害が最小限になっているわけではありません。国内外来種問題なんて「大好きなドジョウの大切な遺伝子」に比べたらどうでもいいってことなんでしょうか?

逃げ出すことを前提としてずさんな養殖計画

万全な脱走対策を行ったドジョウの養殖事業であれば被害は最小限に食い止められると思いますが今回のオイカワマルさんがコンサルタントをしたドジョウの養殖事業は逃げ出すことを前提としたドジョウの養殖計画です。

支離滅裂すぎて頭おかしくなりそうです

今回の記事を受けて実際に日本魚類学会に放流ガイドラインについて問い合わせを行いました。その内容はこちらです。