植物防疫所にレッドローチの輸入規制の判定を依頼してみました

現在エビガニに対して名誉棄損法的措置を検討しています。もしどなたかエビガニの住所氏名等をご存じの方は当方までご連絡ください。エビガニらによる誹謗中傷発言等を見かけた方もスクリーンショットを撮影してDM等にてご連絡ください。相応の御礼をさせていただきます。
無知なザリガニ飼育者エビガニ(イモガニ)がワラダンを密輸(植物防疫法違反)
植物防疫所に確認しないで未判定種を輸入したらそれはすべて密輸
自分が管理するちっちゃな水槽内の出来事が全てだと勘違いしちゃう痛い人

 

レッドローチ(学名:Blatta lateralis)とは、爬虫類等の餌用生体(つまり活き餌)として爬虫類飼育者などの間で広く普及しているゴキブリです。

原産地がトルキスタン(中央アジア)のためトルキスタンゴキブリとも呼ばれています。もともと温暖な地域原産のためどこにでも定着できるわけではないですが日本国内には神戸などで定着が確認されているようです。

国内流通するレッドローチには誰かが輸入したもの

このレッドローチですが、現在普通に爬虫類を取り扱うペットショップなどで販売されていますが、詳細は不明ですがもともとはどなたかがどこかのタイミングで日本国内に輸入したものです。

なお、生き物の輸入に際してはいくつかの規制があり、外来生物法もそうなんですがそのうちレッドローチなどの昆虫等が対象となるのは植物防疫法です。レッドローチなどのゴキブリや昆虫等を輸入する際には必ず植物防疫法で輸入規制が設けられている種なのかどうかを確認して「規制無」の種である場合にのみ正規の輸入が可能です。

その規制の有無は「生きた昆虫・微生物などの規制に関するデータベース」で簡易的に検索可能ですがデータベースに反映されていないケースもあることから実際輸入を行う際には事前に植物防疫所に電話等で問い合わせを行って「規制無」の種であることを確認する必要があります。

その事前確認をしないで税関を通して輸入してみたら輸入できたから正規輸入だと考える方がいるようですがそれは間違いでそれは密輸にあたりますのでご注意を。

なんだかよく分からないんですが、ワラダン密輸マンエビガニは密輸なんてしてない。輸入したワラダンは正規輸入だと思い込んでる...

国内流通するレッドローチには正規輸入の履歴がない

なお現在レッドローチは「生きた昆虫・微生物などの規制に関するデータベース」で検索すると規制の有無に関する情報が何もヒットしない「未判定」状態となっています。

「未判定」状態がどういうことかといいますと、現在国内流通してるレッドローチは正規輸入により国内に入ってきたという履歴が残っていないということです。つまりレッドローチの国内流通のきっかけは密輸だという事実を示します。

ツイ主が何を言いたいのか意味不明

前置きが長くなったんですが、上記を前提としてこんなツィートを見かけました↓

このツィートがいったい何を言いたいのかいまいち理解不能です。「レッドローチを最初に密輸した業者やそれを放置してる業界はブラックだ!」ということであれば当方もそのとおりだと思いますが、

レッドローチの正規輸入の履歴がないことと外来種問題は全くの別問題で無関係なのになぜ外来種問題と関連づけようとするのでしょうか?

問題提起したいなら論点を明確にするべき

問題提起をしたいなら論点を明確にして問題提起しないと何を言いたいのかさっぱり理解できません。

  • 密輸を問題視してるのか
  • 業界のブラックさを問題視しているのか
  • それとも外来種を問題視してるのか

今回のツィートは「なんだかよく分からないけどいろいろ悪い」みたいなただの印象操作に近い気がします。あの人の影響でも受けてるんでしょうかね?

みなさんこのツィートを見てどう思いますか? 左;キクモ、ミズオオバコ、コナギ、イボクサ、イトトリゲモなどの水草が大...

いい加減そろそろこういうおかしなのはやめません?

※なお、このツィートのお陰でレッドローチが植物検疫法で輸入規制されている事実など知り、植物検疫法について調べるきっかけになったので非常にありがたかったです。

レスした人は外来種問題を憂いている

しかもこのツィートに何人かがレスしてますがレスしている方全員このツィートを「外来種問題」に関するものだと考えてレッドローチの外来種問題を憂いているようです。

確かに外来種が国内定着してるのは気持ち悪く感じるのかもしれませんがレッドローチに関しては問題はそこじゃないですよね?

外来種は全て駆除しろという民間意見を環境省は否定

ちなみに、自然保護活動家やその信者の人達は外来種(国内外来種は除く)は全て駆除するべきだと考えるようですが環境省はそういった意見を明確に否定しています。

外来種は漏れなく害悪だから全て駆除しろという民間意見に対する環境省の回答↓

外来種にも侵略性が低く、有用性の高いものもあり、生活にも密着しているものも多いことから、我が国の生態系等に係る被害を及ぼす、又はそのおそれがある外来生物については外来生物法に基づき特定外来生物として輸入・飼養等を規制し、飼養管理を徹底していくことが必要と考えます。

環境省パブリックコメント

要するに、侵略性が高かったり農業被害等が発生している外来生物は特定外来生物に指定して輸入規制等の対策をする必要があるがそれ以外のものに関しては特に問題視する必要ではないということです。

レッドローチが河川敷にいることってそれほど問題でしょうかね?なんらかの農業被害等が発生しているということであれば分かりますがレッドローチによる農業被害なんて聞いたこともありません。

密輸が問題であるなら規制の有無を判定してもらえばいい

なお、植物検疫法データベースで「未判定」になっているのに普通に国内流通している現実を問題視しているのであれば規制すべき種なのかどうかを植物防疫所に判定してもらえばいいだけの話です。

ということで実際に本日、植物防疫所に電話してレッドローチについて輸入規制の判定を依頼してみました。ただし結果が出るのは早くても2ヶ月後だそうです。

2020/1/28追記:現在まだ植物防疫所からその後どうかったのかの連絡はありません。通例ですと最短2ヶ月で判定がでるようですが今回少し手間取っているようです。

考えられる理由としては、有害/非有害判定を行う際海外文献などを一通り目を通すと思われますがレッドローチに関しては広く普及していることから膨大な文献があって時間がかかっているのではないかと考えてます。なお、特に急いて判定をしてほしいわけではないので当方としては一向に構わないのですが。

ほとんどのゴキブリは農業被害がない

ちなみに植物防疫法のデータベースを見ますとほとんどのゴキブリは「規制無」となっています。「規制無」の種は海外の文献等で農業被害が報告されていないということです。

レッドローチの判定結果が出るのは早くても2ヶ月後ですが過去の履歴を見る限りほとんどのゴキブリが規制無となっていますのでおそらく「規制無」という結果になるんじゃないかと想像してます。

性質が類似していて繁殖力がより強そうなチャバネゴキブリですら「規制無」となっています。

「未判定」は実質的に「規制有」と同じ

また、仮にレッドローチが今回の判定依頼によりクロ判定されて「規制有」になったとしても現状の「未判定」状態が既に実質的に「規制有」と同じであるため現状と何ら変わりません。

レッドローチがシロ判定となったら

むしろレッドローチの国内流通について明確にシロ判定がでれば

生き物飼育者の方々は今後は何も後ろめたさを感じることなくレッドローチを飼育販売することができるようになります。

なおかつ植物防疫所としても今後はレッドローチの密輸取り締まりをしなくてよいこととなるため負担が軽減します。

植物防疫所の専門部署の担当者の方ともお話しましたがお互いにwin-winになるということを確認しまして判定依頼しました。

またシロ判定がでれば今回のような植物防疫法の輸入規制と外来種問題を絡めたよく分からない批判もなくなるでしょう。いいこと尽くめです↓

長くなりますので別の記事に続きます。

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