11/25追記:本日植物防疫所に状況説明して確認を行いましたが結論的にはやはりアウトです。植物防疫所としては密輸された生体を回収したい意向であるそうです。
さらに本人の情報を教えて欲しいと言われました。その後の詳細はそのうち追って解説します。今回の件、ツィートもしてます。
某ザリガニ飼育者がワラダンを密輸したということで話題になってます。
ちなみにエビガニ(別垢名はイモガニ)↓
密輸が発覚した経緯はこちら↓
本人の発言を読む限り「100%密輸」ですね。しかし今後は注意しますで終わってるみたいなんですけどこの方大丈夫なんでしょうかね?
密輸ですよ。今後は注意しますじゃ済まないんですが。
一応しっかりと保存してます。
魚拓でも保存してます。URLが欲しい方いらっしゃいましたら個別にお知らせいたします。
Contents
回収依頼することをおすすめします
今回の密輸の件、「知らずに密輸してしまった」ということでしたらしょうがないと思いますのでご自分で横浜の植物防疫所に電話して「回収を依頼」することをおすすめします。
ちなみに横浜植物防疫所の電話番号はこちらです↓
回収依頼する前に誰かに通報されると(当方が通報してもいいのかもしれませんね笑)植物防疫所の職員が調査を行い、本人に連絡がいきます。
ちなみに過去にこういった通報や回収依頼の事例はたくさんあります。例えばこちら。
通報する場合の横浜植物防疫所の電話番号も回収依頼と同じでこちらです↓
植物防疫所は徹底的に追跡調査する
税関は外来生物法違反に関して追跡調査はしません。
しかし植物防疫所は植物防疫法違反があった場合には必ず追跡調査をします。税関のように単なる水際の防波堤ではなく、農業被害のリスクから農業を守ることが彼らの職務だからです。
ただし植物防疫所には逮捕権はないので逮捕等に関しては警察側の手続きとなります。
正規輸入のためには植物防疫所に事前問い合わせが必要
植物防疫法の適用を受ける生き物の輸入に際しては、事前に植物防疫所に問い合わせを行い、輸入規制が無い種であることを確認する必要があります。
税関や検疫所では全ての荷物を全量検査してるわけではありません。抜き打ち検査してるだけです。したがって事前に問い合わせをしないで、しかも植物防疫所に無申告で輸入してそのまま検疫所を通ったからといって正規輸入したことにはなりません。しかしそれを
「正規輸入」だと勘違いする輩がいるようですね↓
インボイス、種類証明付けてもらい輸入してもらいました。他の方も同様にしてるのでは?それで入って来てるので密輸と決めつけるのはどうなのかな?
見つからなければセーフじゃないんですよ。また他にやってる人がいるとか関係ないです。
過去に「捕まらなければ無実」だとか言ってたおかしな人がいましたね。PARTHENONのことをカッコイイと勘違いしてる「ASGARD」の~(笑)
回収依頼するかどうかは本人しだい
今回のワラダンの密輸の件、回収依頼するかどうかは本人次第ですが、回収依頼しない場合にはワラダンの密輸者という「レッテル」が永久に残ります。これだけ当ブログが回収依頼しなければ人間として救いようがないと書いてますので回収依頼することだとは思いますが。
当ブログとしてはシカトしてくれたほうが今後のネタになるのと「PARTHENON」とかいう連中の実績がまた一つ増えるので面白いのですが。

諸外国には国内未流通のワラダンがたくさんいる
そういえばもしかして今回のザリガニ飼育者によるワラダンの密輸って以前こちらの記事で諸外国にはまだまだ国内未流通のワラジムシやダンゴムシがたくさんいると書いたので

それを読んで輸入にチャレンジしてみたということでしょうか。
しかし記事では書いていませんが生き物を輸入する際に各種規制があることは常識です。そういった常識すら知らないような無知な人が輸入に手を出すから今回のようなことになります。
今回密輸が発覚したキッカケ
ちなみに今回ワラダンの密輸が発覚したキッカケはこちらのツィートです↓
その問題のサイトは↓ですが
いろんな生き物を扱っており、さらにそれを日本にも発送してくれるそうです。生き物の国外発送は密輸になるケースが多くトラブル防止の観点から国外発送に応じてくれるショップは普通あまりないんですがこのショップは国外発送にも応じてくれるので界隈ではそれなりに有名なんでしょう。
しかし実際日本に送ってもらう場合には、
- 事前に植物防疫所に問い合わせを行い
- 輸入規制がある種なのかどうかを確認しなければいけません
それをしないで輸入するのは密輸ですよというのが今回の話です。
植物防疫法のデータベース
ちなみに植物防疫法上の規制の有無に関しては植物防疫法のデータベースで簡易的に検索することもできます。
植物防疫法では、我が国の農作物や樹木などの植物を守るため、これらを害する昆虫・微生物など(検疫有害動植物)を外国から日本に持ち込むことを禁止しています。
世界中の動植物の種類は膨大で、その生態や植物への加害性などがよく知られていないものも多くあります。
植物防疫所では、これら植物への加害性がよく知られていない昆虫や微生物類の輸入の可否の照会があった場合には、種ごとに文献調査などを行って植物防疫法の規制の対象になるかどうかの判定を行っています。
これまで植物防疫所が行った判定結果のデータを取りまとめ、「生きた昆虫・微生物などの規制に関するデータベース」を作成しました。
ヤビーなどもこのショップで取り扱いがある
なおこのショップですが、
ヤビーなどの日本で特定外来生物に指定されてる生き物も取り扱っているようです。おそらく購入すれば送ってくれるはず。
ただしこれも輸入した場合には密輸となります。ただしワラダンとは異なり外来生物法違反となります。結構このあたりややこしいので無知な人は手を出さないほうがいいですよ。間違って逮捕とかされるリスクだってあります
続きます↓


ブログ拝見しました、検索かけた結果なじみあるクマワラジムシ、ホソワラジムシ、ナミワラジムシは規制対象なんですね。
あなたは規制種を販売して自然保護を語っているんですね。