稚ザリを母ザリから離すタイミングについてまとめてみます。
なおこの記事は2018年1月に公開した記事を読みやすく編集したものになります。
当方が稚ザリを離すタイミング
稚ザリを母ザリから離すタイミングとしては当方は稚ザリがひとり歩きしだしたらを目安にしています。早く離しすぎて稚ザリが死んだということは今までに一度もないです。
ちょっと変わったザリガニの赤ちゃんが産まれてます❗️ちなみに戻し交配してますのでかなり楽しみ❗️ pic.twitter.com/ijphWaduzz
— ザリラムズ (@bredinjptyo) December 13, 2019
ちなみにこの動画を撮影した直後に稚ザリを母ザリから離してます↑多分一般の方の感覚よりものすごく早く稚ザリを母ザリから離してるはずです。
ちなみに次のような通説は「完全な間違い」です。
- 母ザリが脱皮するまで稚ザリは一緒にしておいたほうがよい
- 稚ザリが〇回目の脱皮をするまで母ザリと一緒にしておいた方がよい
稚ザリの命と母ザリの体力消耗
母ザリは基本的に子育て中はあまり餌を食べませんので体力の消耗が激しいです。また、あまり餌を食べないだけで餌は食べますので稀に稚ザリを食べたりもします。
したがって、稚ザリを母ザリから早く離せば離すほど稚ザリの命をより多く残してあげることができますし、母ザリの体力の消耗を防ぐこともできます。
当方の感覚ですとこの状態は稚ザリを母ザリから隔離すべき時期を完全に過ぎてます。
※なお稚ザリが多く残りすぎても困る方が多いと思いますしタイミングに関してはあくまでみなさん自身が飼育環境等に応じて判断すべきことだと思います。
脱皮前(抱卵中)であっても稚ザリを食べる
また「母ザリは脱皮前であれば稚ザリを食べない」などと一般的に言われているようですがこれも違います。お腹が空けば稚ザリであっても抱卵してる卵であっても食べます。
したがって繁殖成功のためには母ザリに餌を与える必要があります。なかなかザリガニの繁殖に成功しない一因のひとつが母ザリに餌を与えないことです。
脱皮したら性格が豹変するわけではない
次に「母ザリは脱皮すると性格が豹変する」などと言う方がいますがこれも違います。
脱皮したら性格が豹変するわけではありません。脱皮後も稚ザリの世話をします。
ではなぜ脱皮後稚ザリをよく食べるようになるのかと言いますとそれは脱皮に使ったエネルギーを補給するためです。
脱皮によりたくさんのエネルギーを消耗します。
稚ザリ用のフィルター
ここから先は稚ザリを母ザリから離した後の話です。
ザリガニ飼育に際しては基本的にフィルターが必須です。しかしザリガニはスポンジフィルターのスポンジ部分を齧ります。したがってザリガニ用のフィルターとしては投げ込み式がおすすめです。
しかし、稚ザリの場合には投げ込み式ですとフィルターの内部に潜り込んでしまう個体がたまにいます。それが気になる方は稚ザリのサイズが小さい間だけとなりますが下の写真のような安いスポンジフィルターを使うのもいいかもしれません。
スポンジフィルターですとスポンジの切れ込みにも隠れたりもできるため多少歩留まりも変わってきます。
稚ザリの育成方法
稚ザリの育成方法や稚ザリ用の水槽の立ち上げ方に関しては別記事を書いてますのでそちらを参考にしてください。


こんにちは!
数多くの交配をされていますが、オスのハサミ欠け、もしくは、メスのハサミ欠けで交尾が成立したことはありますか?片腕のみなしパターンです。
一般的にははさみがないものは不向きとされていますが、どうなんでしょうか?