Cambarus rusticiformis(ラスティシフォーミス)の生息地・繁殖方法について調べてみました。

※当ブログに書かれている情報は自由にご利用いただけます(商用利用を除く)。ただし「ザリガニパンチ」さんは当ブログの情報の無断盗用厳禁です。大変迷惑しております。あと「ネットストーカーラマシーザリガニ」さんはいい歳したおじいちゃんなんですからネットストーキングを辞めてください!(参考ページ

ツィッターのフォロワーさんがCambarus rusticiformis(Depression Crayfish)の繁殖にチャレンジされてるようで少し気になったのでCambarus rusticiformisについて調べてみました。

なお日本では「フォーミス」と呼ばれていますが学名通りラスティシフォーミスと呼んだほうがカッコいいと思うので当記事ではラスティシフォーミスと呼んでます。

なおこの辺りのザリガニは結構高額ですしいつ特定入りしてもおかしくない種類なのであまりおすすめはしません。密輸とも深い関係があります。とても魅力的ですが。

ほんと、いつ特定入りしてもおかしくないですからね?

ということでCambarus rusticiformisの「生息地など」について少し調べてみました。

繁殖は難しくないはず

なお、カンバルス属は日本では繁殖が難しいというようなことが言われていますがアメリカの原産地では普通にゴロゴロ生息してる生き物ですので決して繁殖力が弱いとか繁殖が難しいということはないでしょう。

REDLISTで調べてみた

ここからが本題です。まず最初にラスティシフォーミスの原産地に関する情報が知りたかったので適当に「Cambarus rusticiformis」と学名でぐぐってみました。しかし特にめぼしい情報がヒットしなかったのでREDLISTで検索をかけてみました。

その検索結果がこちら↓

The IUCN Red List of Threatened Species
Established in 1964, the IUCN Red List of Threatened Species has evolved to become the world’s most comprehensive information source on the global conservation

ただし残念ながらあまり情報はありません。Alabama, Kentucky, Illinois, Tennessee, Mississippiこれらの地域に生息しているくらいしか書いてありません。

気になったのはこの部分くらい↓

ラスティシフォーミス(Cambarus rusticiformis)は絶滅が危惧されるような種ではなく原産地には広範囲に豊富に生息してるんだそうです。

gbif.orgで検索してみた

次に、REDLISTには特に情報がなかったのでgbif.orgで検索してみました。

ちなみにgbif.orgは「Global Biodiversity Information Facility」の略で世界の生物多様性情報を共有しているサイトなんだそう。以前のネットストーカーラマシーザリガニさんさんの恥ずかしいラマシーの学名間違いを指摘して差し上げた際にコメント欄で読者の方に教えていただいたサイトです笑

北米種のザリガニを累代繁殖させるための情報ブログとかいうパクリ(笑)
北米種ザリガニの累代繁殖のコツを公開したのは当方が初です。繰り返しますよ、プロカンバルス属(Procambarus)

ということでさっそく検索してみるとこんな感じ↓

生息が確認された地点がマッピングされているようです。

これ見て何か気付いた方はいますか?当方は見た瞬間「んんっ?」と気づきました!

そうです。マッピングされている地点は「川」から外れてますね。

他のプロカンバルス属のザリガニを学名で検索すると地点は通常「川」とか「池」になっていますので明らかに変です。

さらに上の地点を拡大するとこんな感じ↓

同じ場所をグーグルマップで検索するとこんな感じ↓

グーグルマップで拡大してみましたがむむむ?

黄土色の水たまりみたいに見える池?が点在してましてどうやらこの辺り一帯が湿地帯のようです。

そしてラスティシフォーミス(Cambarus rusticiformis)が生息してそうな場所を適当にストリートビューで探してみました。そして見つけたのがこの場所↑

こういった湿地帯ラスティシフォーミスは生息しているはずです。せっかくですのでこのストリートビューURL貼っておきます。こちら

湿地に生息している

なお、上の画像の奥のほうの水辺(赤い丸囲み付近)にラスティシフォーミスが生息してるんだろうなと思った方は多いと思いますが↓

実際生息してるのはこちらなんじゃないかなと思います。違うかも↓

穴を掘ると言われている

ラスティシフォーミス(Cambarus rusticiformis)のようなカンバルス属のザリガニは巣穴を掘るというようなことが言われてます。大昔にネット検索した際にカンバルス属のザリガニの繁殖のために庭の土を水槽に分厚く入れてた方がいました。

実際、カンバルス属のザリガニは巣穴を掘るんだそうです↓

ツィートの時期的に冬眠のために巣穴に潜ってるわけでもなさそうね。

アメリカザリガニも巣穴を掘る

しかし穴を掘るのはカンバルス属のザリガニだけじゃないんですよ。アメリカザリガニなどのプロカンバルス属のザリガニも穴を掘ります。例えばこのページに詳しく書いてあります。

ということはラスティシフォーミス(Cambarus rusticiformis)の繁殖に際し土は必須というわけでもなさそう。

バスキューザの繁殖方法の記事でも書きましたが、プレコシェルターのような片方が塞がってシェルターを水槽に投入すれば巣穴の代用になるのでこれでよい気がします。

バスキューザ(Procambarus vazquezae)について詳しくまとめてみました
久々にバスキューザ(Procambarus vazquezae)に稚ザリが産まれました。 ちなみに正しい学名は

ちなみにバスキューザの繁殖で当方が使ってるのはこういうものです↓

ピートモスが有効なのでは

水質にこだわるのであればあまり分解が進んでいない長繊維ピートモスを水槽に投入してみてもよいのかもしれません。

なぜなら丸囲みした場所あたりはまさにピートモスなどのデトリタスが堆積してる場所だからです。

また、もしかしたらピートモスを与えたら食べるのかもしれませんね。

休耕田を使えば容易に繁殖できそう

なお、もっと簡単にラスティシフォーミス(Cambarus rusticiformis)を繁殖させる方法があります。下のような休耕田に数匹投入して数か月放置するだけです。勝手に繁殖するはずです。

ただし、ラスティシフォーミスは外来種であるのでこれは良くないです。さらにラスティシフォーミスなどのカンバルス属のザリガニはアメリカザリガニが生息できないような環境にも容易に定着するはずですので自然環境に放たれるとアメリカザリガニ以上に生態系にとって要注意な外来種になりうると思います。

原産国アメリカでもアメリカザリガニなどのプロカンバルス属とラスティシフォーミス(Cambarus rusticiformis)のようなカンバルス属は明確に生息域の棲み分けを行っています。

カンバルス属はいつ特定入りしてもおかしくない

あと、これを全く理解していない方が多いようですが、

カンバルス属などの未判定外来生物のザリガニはいつ特定外来生物に指定されてもおかしくない生き物です。例えば誰かが環境省にCambarus rusticiformisの輸入可否の判定を依頼したとすると間違いなく特定外来生物に指定される制度になっています。

アクアブリーダーズフェスタ広報さんの激やばツィート
激やばツィートを発見してしまいました。 アクアブリーダーズフェスタ2019に出品予定のザリガニについてですが、

この辺り何にも知らない人がいるようですが、、、

4/30追記:気候

大事な部分が抜けてましたので追記します。

現地はマップで見る限り山岳地域のようでしたので冷涼な気候なのかなと思っていましたらそうでもなく温暖湿潤気候で夏はそこそこ暑いようです。だいたい30度くらい。

ただし点在してる湿地は湧き水由来のようですし水温はそこまで上がらない可能性もあります。水質はかなり綺麗であるはずです。日本人的な感覚ですと渓流に近い場所に生息しているザリガニなのではと思われます。

テネシー州の観光者向けサイトとか見てると面白いです。行きたくなりました。

Tennessee Vacations - Tennessee Dept. of Tourism
Discover the sights, sounds and experiences that created the Soundtrack of America. Find inspiration and plan your perfect Tennessee vacation today.