ヒキガエルは両生類だが海水耐性がある

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植物防疫所に確認しないで未判定種を輸入したらそれはすべて密輸
自分が管理するちっちゃな水槽内の出来事が全てだと勘違いしちゃう痛い人

 

海に生息する両生類はほとんどいないです。全くいないと言っていいかもしれません。

理由としては両生類は海水耐性(塩水耐性)がなく海水の中だと浸透圧の関係で体内の水分がどんどん奪われてしまうためなんだそうです。

しかし探してみたところ海水にも耐えられる両生類がいました!それが「ヒキガエル」です。

ヒキガエルに関しては先日北海道に生息するアズマヒキガエル(エゾヒキガエル)に関して記事を書いたばかりですが今回の記事はその内容と少しリンクします。

引用元

ヒキガエルが塩水で生きられる理由①:耐乾性が高い

ヒキガエルがある程度海水に耐えられる理由としてまず最初にあげられるのはヒキガエルは分厚い皮膚を持っていて耐乾性が高いことです。

また一部のヒキガエルは水辺での生活に全く依存しておらず(森の中で生活できるくらい)体内の水分が1/2くらいにまで減ってしまっても平気なんだそうです。

ヒキガエルが塩水で生きられる理由②:腹部から給水しない

さらに面白いのは、カエルの仲間が腹部の皮膚の表面から吸水することはよく知られていますが、それってつまり普通のカエルを海水に浸すとどんどん塩水を吸水してしまうので海水の影響をモロに受けてしまうことを意味するのですが、最近の研究で分かったようですがなんと

ヒキガエルは水に塩味を感じると腹部からの吸水を停止することができるんだそうです。

カエルの仲間は、口から水を飲まず、腹部の皮膚から水を吸収することが知られています。ヒキガエルは、濡れた地面を見つけると、まず骨盤付近の腹部皮膚を地面に押しつける姿勢「seat patch down(SPD)」をとり、次に腹部皮膚全体を地面に押しつける姿勢「water absorption response(WR)」で吸水しはじめます。最近の研究から、ヒキガエルはこのSPDの時に「塩味」を感じて吸水を停止するらしいことがわかりました。

静岡大学理学部生物科学科

これってつまりヒキガエルは海水や汽水域での生活に適応しているってことなんじゃないでしょうか?

ヒキガエルが海を泳いで別の島に渡れる可能性

上記のような理由からヒキガエルは海を泳いで他の島に渡ることができる可能性があるのではないか?と言われているようです。

ヤフー知恵袋に書いてあった内容のため信ぴょう性は不明ですが一応↓

カエル類をはじめ、両生類は、基本的に塩水に対する耐性は極めて低いですが、日本ではこれまでにタイドプールで生育しているアマガエルのオタマジャクシが観察されています。また、瀬戸内海では定置網にひっかかった、生きたニホンヒキガエルが見つかった事があるそうです(私信ですが)。ヒキガエルなどは皮膚が厚いため、ある程度の時間なら塩水にも耐えうる可能性があり、海を泳いで渡って他の島に分布を広げる事ができるかもしれないため、生物地理学的な観点からも注目されています。しかしながら、塩水(海水)中でどのくらいの時間耐えられるか等の実験はまだ行われていません。

引用元

なお、ヒキガエル属(Bufo)は世界に20種くらい存在しているようですがそのうち調べた限りでは次の種類のヒキガエルに関しては実際にある程度海水に耐えられるようです。

オオヒキガエル(Bufo marinus)

まず1つめが外来種として世界中に広く分布していて日本で特定外来生物に指定されているオオヒキガエル

このオオヒキガエルに関しては25%くらいの汽水まで耐えられるようです。また学名の「marinus」には海というようなニュアンスもありハワイのビーチなどで普通にオオヒキガエルが歩いているところなどが見られるそうです。(詳細

ミドリヒキガエル(Bufo viridis)

2つめがヨーロッパに生息するミドリヒキガエル

このミドリヒキガエルはかなり特別でなんと80%の海水で1ヵ月以上生きていたという例が報告されているようです。(詳細

ニホンヒキガエル

最後にニホンヒキガエル。

屋久島に生息するニホンヒキガエルは潮の満ち引きでできた海岸の水たまりで産卵・繁殖するそうです。

屋久島の海岸はごつごつとしていて、水たまりが沢山あります。水たまりの中でも、潮の満ち引きによって取り残された海水の水たまりをタイドプール(潮溜り)と呼びます。

1枚目の写真、水たまりがいくつかあります。左の大きな水たまりと右の細長い水たまりを見比べて見ましょう

2枚目の写真は右の細長い水たまりの中です。なんとオタマジャクシが泳いでいました。
屋久島環境文化財団

ちなみに北海道のエゾヒキガエルの一大繁殖地になっているのは石狩川河口付近の親船名無し沼です。

地図を見る限りほぼ海では?って思うんですが、実際海水浴場のすぐ隣だったりして普通に浜風が吹いてそうな感じの場所ですが一応この親船名無し沼は純淡水ではあるようです。

ヒキガエルに塩水浴

また、調べてて見つけたんですが、体調が優れないヒキガエルに塩水浴をすると改善の効果があるそうです。金魚や熱帯魚の病気の治療で塩水浴を行うのは結構定番ですがヒキガエルにも効果があるというのは結構びっくりでした。

詳細はこちらをご覧ください↓

塩水浴
最近ぴょんちゃんはうまく脱皮出来ず、体が赤茶けてきました。代謝の促進を期待して、毎日食後に塩水浴もしていましたが……。金魚の病気の時、食塩を入れるのはよく知られていますね。カエルの塩浴も、体液の循環・代謝を高め、老廃物等の排泄を促す効果があるそうです。以前お医者様に伺ったやり方は、食塩4~6gに対して水1リットル、一日

ちなみに0.5%の塩水がヒキガエルの塩水浴に適しているんだそうです(金魚などと同じ)が細菌類は0.5%の塩水だとほぼ死滅してしまうんだそうです。だから塩水浴は効果があるんだとか。ちなみに海水の塩分濃度は3.4%くらいです。

アズマヒキガエルが津軽海峡を渡った可能性

ここで非常に面白いのがエゾヒキガエル(北海道に生息するアズマヒキガエル)です。

エゾヒキガエルは東日本に生息するアズマヒキガエルの国外外来種だとされています。そして前回の記事でも書いたとおり、

函館周辺に生息するエゾヒキガエルは国内外来種ではない可能性
北海道に生息するエゾヒキガエルはアズマヒキガエルの国内外来種だとされています。 引用元 しかしそのエゾヒキガエルの歴史について調べていくと「函館周辺

遺伝子検査の結果東日本に生息するアズマヒキガエルと遺伝子的に同一であることは判明していますがアズマヒキガエルが北海道に人為的に持ち込まれたという記録は全く残っていません。

しかし常識的に考えて両生類が自力で海を渡ることができるわけがないと考えられていたことから人為的な移入に違いないということでエゾヒキガエルは国内外来種とされている気がします。

しかし今回の記事で書いたとおり最近の研究ではヒキガエルが海を渡って別の島に渡る可能性は十分にあると考えられます。つまりアズマヒキガエルが津軽海峡を自力で渡った可能は十分にありえそうです。

アズマヒキガエルが津軽海峡を渡ったルート(仮説)

特に津軽海峡には津軽暖流という非常に流れの早い暖流が流れています。

したがってその津軽暖流に乗ってしまえばアズマヒキガエルが自力で津軽海峡を渡る可能性はさらに高くなります。具体的には↓の図解の黄色い矢印のようなルートです。

参考文献:両生類が海水で生活できない理由

  • http://www.sci.u-toyama.ac.jp/topics/topics18.html
  • http://eniguma.blog85.fc2.com/blog-entry-2349.html
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『ヒキガエルは両生類だが海水耐性がある』へのコメント

  1. 名前:蟲人間 投稿日:2020/06/04(木) 01:23:14 ID:2b4f9d703 返信

    はじめまして。いつもブログ読ませてもらってます。ヒキガエルではないのですが昔、海水魚のカサゴを飼っていて、餌用にオタマジャクシをいれておいたのですが、完全な海水でも餌も食べ生活していましたので、うまく潮の流れに乗ればどんなカエルでも津軽海峡くらいなら渡れるかもしれません。

    • 名前:ザリラムズ 投稿日:2020/06/04(木) 12:28:13 ID:ff02592b3 返信

      蟲人間さんはじめまして!いつもご覧いただきありがとうございます!

      オタマジャクシというのは盲点でした。エラ呼吸しますしほぼ淡水魚みたいなものですしカエルになった後の両生類としてより塩水に耐性があるはずです。ヒキガエルが海岸近くで産卵しがちなのはそうやって分布を広げてきた彼らの生態なのでは?ってチラッと思いました。

      ヒキガエルに関しては調べれば調べるほどいろいろとおかしいです。アズマヒキとほぼ同じ種であるニホンヒキガエルは五島列島や種子島、屋久島などの離島にも生息しておりそれらは自然分布とされているのになぜだか北海道に生息しているアズマヒキガエルだけが国外外来種ってことになってます。しかもニホンヒキガエルがそれら離島に渡ったのは数万年前の氷河期というのが有力となってるみたいです。数万年隔離されてたら別種、別亜種に分岐するはずなのにそれをしていない時点で常識的にそんなのありえないのに。つまり普通に海を渡ったはずなのに。

      種子島に生息するトノサマガエルなどは蟲人間さんのおっしゃるようにまさにオタマジャクシの状態で九州の川から流れていったものである可能性がありそうですね。彼らはヒキガエルと違いカエルになってしまうと塩水耐性はなさそうですし。

      また北海道ではアズマヒキガエルの毒により生態系被害が出ていることになっているみたいですが種子島や屋久島ではあの狭い島でアズマヒキガエルと同様に毒を持つニホンヒキガエルが生息しててさらに他にもいろんな種類のカエルが生息してて共存しているのになぜだか北海道ではアズマヒキガエルの毒により他のカエルが絶滅するかもしれないみたいなことが言われてます。ええーっって思います。

      トップクラスの研究者は超天才なんでしょうがそれ以外の大多数はただの一般人で院進して適当に都合のいい情報集めたり他の論文から都合のいい情報を集めて引用して適当に都合よく論文書いたりしてる程度で世の中の論文なんて大半がその程度なのに、論文として発表してしまえば反証されない限りそれが事実として認知されてしまう風潮はちょっと怖いですね。歴史などもこうやって都合よく改変されていくんだろうなと感じます。

  2. 名前:森田 投稿日:2020/07/30(木) 07:38:28 ID:ac0cae114 返信

    はじめまして。ふと思ったのですが、そもそも「外来種」という定義そのものが、生物学等の理系の単位ではなく、農業や漁業に関する経済学等の理系の単位だったりしませんか?益虫・害虫みたいな視点によって変わる便宜的な用語であれば、生物学上の精度は必要ないですから。とは言え、お堅い生物図鑑読んでいても、色んな種に関していたる所で高名な生物学の教授達の記述で外来種という用語は出てくるので、生物学上の大切な価値観のように思えてしまいます。

    「外国人」「ガイジン」という定義も結構曖昧ですよね。日本国籍持ってるボビー・オロゴン氏のことを「外国人」「ガイジン」と呼んだりします。そしてこの用語も外来種同様、差別的に用いられることもあります。私らカエルやザリガニを愛する者が「外来種」という用語の乱雑な扱いが気になるのと同様に、日本生まれ日本育ちでほぼ日本語しか話せないボビー・オロゴン氏のお子さん達も「ガイジン」扱いが気になるであろうことも似てますね。

    私も子供の頃から父の分厚い図鑑読んでてずっと謎だったんですよね。「いったい何時までに日本来てたら在来種なんだよ!日本列島に居るヒトも外来種じゃんか!」って。明治期まで説とか色々ありますし、時期を正確に定義したとしてもそもそもその妥当性がよく分からないんですよね。

    (エビ類に対する突っ込んだ考察いつも参考にさせてもらっています。)

    • 名前:ザリラムズ 投稿日:2020/07/30(木) 10:41:27 ID:b1cbc4db7 返信

      外来種に関してややこしいのはこれは人間が作った定義であり、本来自然界には外来種と在来種などという区別はないからです。氷河期に大陸からたくさんの動植物が日本列島に渡ってきてそれが気候変動により日本列島に取り残されたものが現代の日本の在来種で本来の意味で日本固有種なんてほとんどいないはずです。

      外来種というものが定義されたもともとの趣旨としては、明治以降鉄道などの物流の発達に伴い貨物に付着するなどして生き物が本来移動しえなかったはずであろう場所にも容易に移動しうる状況になったため、それを制約?するために設けられたものだと記憶してます。

      したがって明治以降移入してきた国外由来の外来生物を外来生物法上、「特定外来生物」指定の対象としてそれを防除等の対象としてます。

      かなり多くの方が誤解してるのは外来種かどうかの区別に関して明治以降移入かどうかは関係ないです。それはあくまで外来生物法の規制の話です。また、国外由来か国内由来かに関わらず人為的に移入されたものは全て外来種です。

      在来昆虫保全のためにどこどこのNPO法人が保全活動により絶滅危惧種のゲンゴロウの放流を行いました~という話が美談であるかのように語られますがそれはただの外来種の放流ですしその場所にもともと生息している生き物達にとってはむしろ侵略者が大量に放たれたに過ぎません。

      なお、本来種というものは環境変化に適応したものが生き残り、適応できないものは絶滅するという単純なルールに則って地球誕生から現在までに既に99%近くの種が絶滅したといわれています。記憶によるとですが。その絶滅したほとんどの種が気候変動であったり環境の変化で絶滅してます。捕食者による捕食により被捕食者が絶滅したなんてケースはほとんどないはずです。なぜなら被捕食者が減少したらそれをたべてた捕食者も減少するので。

      したがって外来種を駆除しさえすれば在来種の保全になると洗脳されて思い込んでる方が多いですが違います。ありえないです。例えば琵琶湖にバスが入ってきて在来魚が減っているようですが在来種は絶滅はしていないです。そもそも琵琶湖にはバス以外にも野鯉だったりハスといった大型在来魚がいます。

      生物学者のほとんどが在来種を研究対象としていてその研究対象とする在来種や日本の自然を過剰に愛するばかりに外来種を過剰に敵視してる方が多く、世に出てる生物学系の論文の類はほとんどが歪んでます。そういう人が生物多様性とか生態系サービスという概念を誤用(利用)して外来種駆除キャンペーンみたいなことをやってるからかなりおかしなことになってます。

      生物多様性とは本来の意味では外来種の移入による生物の多様性も含みます。特定の在来種を研究対象とはしていない生態系学者ですとそのあたり公平に考えますので当方の意見とだいたい同じはずです。

      すごく長いですが日本の生物多様性に関する権威である五箇公一先生の動画とか見ていただくとそのとおりだなと思うはずです。

      そもそも自然の生き物含め生態系は一定ではなく減ったり増えたり食べたり食べられたり常時変化しているので、それを人間の手で一定にコントロールするなんて不可能です。国や地方公共団体などの行政がやってる保全事業は生物の保全が目的ではなく保全という名目で地域にお金をばらまく「事業」であり、またWWFは自然保護や生態系保全のために活動してる慈善団体づらしてますが自然保護という名目で募金を集めたいだけの「集金団体」で実際なにも自然保護には役に立ってないですし、こういった「事業」や「集金団体」により恩恵を受けてる人達が専門家づらしてSNSなどでおかしな発言ばかりしてるのでそれに洗脳された人が沢山いてかなりおかしなことになってますが、、、

      ちょっといろいろ話が脱線してしまいました。