ザリガニ(甲殻類)の発色原理の仕組み

 

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これまで断片的にザリガニの発色原理を時々触れてきましたがしっかり記事としてまとめてなかったのでせっかくなのでまとめてみます。過去に解説した内容の総集編的な感じです。

赤の色素=アスタキサンチン

ザリガニは自分自身では色素を作ることができず食物として取り込んだカロチンを体内でアスタキサンチンに変換してそれを外骨格に蓄積することで赤く発色します。

発色原理の仕組みを図解

そのアスタキサンチンがタンパク質と結合すると黒っぽい青灰色アスタキサンチン蛋白となりそのアスタキサンチン蛋白が16個結合することで青の色素クラスタシアニンとなります。

図解すると次のとおりです。

基本的に甲殻類の外骨格ではアスタキサンチンアスタキサンチン蛋白という状態となっています。エビを加熱すると赤くなるのはアスタキサンチン蛋白アスタキサンチンタンパク質に分離するからだというのはよく知られていますね。(かなり簡略化してます)

クラスタシアニン過剰生成

このようなメカニズムの中でザリガニの外骨格において本来明日アスタキサンチン蛋白として安定するはずだったのにクラスタシアニンが過剰生成されてしまう異常個体がコバルトクラーキーだと思われます。

コバルトクラーキーに限らずザリガニの色素変異は全てこういった感じで全て何等かの異常に基づく異常個体です。以前盗人又市とかいう気持ち悪いワラジムシが噛みついてきた際にもチラッと解説してますね↓

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コバルトクラーキーに関して詳しくはこちらをご覧ください↓

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こちらでも少し解説↓

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ちなみにアレニー版のクラスタシアニン過剰生成がブルーアレニー、通称フロリダブルーやフロリダハマーとなります。

カロチン=黄色の色素

ちなみに説明をすっ飛ばしましたがカロチンそれ自体は黄色の色素となります。人参やカボチャなどの緑黄色野菜と呼ばれるものに豊富に含まれていることは知られています。

画像引用元:wiki

したがってザリガニに大量にカロチンを摂取させる体色が黄色っぽくなります。

人間もミカンを大量に食べると皮膚の色が黄色っぽくなりますがあれに近いです。

ちなみに↓の写真は一晩アナカリスを与えた個体と与えなかった個体の比較です

ザリガニも日焼けする

また、人間が真夏の直射日光で日焼けするようにザリガニも日光を強く受けるとメラニン色素が発達して体色が黒くなります。

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ザリガニも同様で特にこの影響が顕著なのはクリアザリガニです。あとはドワーフザリガニなどもそうです。つまり、これらを青く育成するには暗い場所で飼育すればよいだけです。

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