ワニガメ生態研究所は何のためにワニガメを繁殖しているのか?

 

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前回の記事の続きです。色々となんだか胡散臭いワニガメ生態研究所について今回は取り上げてみます。

会社倒産して借金を踏み倒した過去

ワニガメ生態研究所に関してはTwitterを見る限りかなり多くの方が好意的に考えているようですがどう考えても胡散臭いですし、怪しいですよね。なお、ワニガメ生態研究所の所長(グラサンの人)は会社倒産して自己破産して4億円の負債を踏み倒した過去があります。詳細はこちらのネットニュース。

ワニガメ生態研究所

ちなみに「ワニガメ生態研究所」は爬虫類のマニアの方が設立した一般社団法人ワニガメの保護をされているそう(保護だけじゃなく販売もやってるんじゃないかと当ブログでは考えていますが)です。

侵入生物DB

なおワニガメ生態研究所ではホームページを見る限り寄付を募ってそれで得た資金などをもとに屋外に遺棄されている「特定動物ワニガメ」「特定外来生物カミツキガメ」などの保護活動をしているんだそう。

ちなみに一般社団法人と聞くと公共性が高いイメージがあるかもしれませんが基本的に普通の株式会社と何ら変わりません。収益事業も可能です。

ワニガメ生態研究所が飼育してるワニガメの数

そしてワニガメ生態研究所では2020年10月時点でおよそ300匹のワニガメなどを飼育しているんだそうです。300匹という数は適当にググって調べただけの情報ですので正確な数値ではないです。あと後述しますがワニガメの繁殖もされているので数はどんどん増えています。

保護のために飼育してるはずなのに自分で繁殖させてどうするの?って感じですが300匹ってとても個人で管理しきれる数ではないですよね。

ワニガメ生態研究所の資金繰りが気になる

そして保護したワニガメなどは自宅に作ったワニガメの飼育施設で飼育をされているのですが当然莫大な飼育費用が発生します。

収益事業は一切していないとブログなどを見ると書いてあるので(本当なのかかなり疑問)保護飼育のために必要な費用は寄付金などにより賄われていることになります。例えば

  • 餌代
  • 電気代
  • 水道代
  • スタッフの人件費
  • 所長への給料など

普通に考えたら毎月数10万円~100万円くらいのコストが発生しているはずですが寄付ってそんなに集まるものなんでしょうか?かなり疑問です。

なお適当にググっただけの情報では資金繰りが結構カツカツなようです。そういわないと寄付が集まらないのでそう言ってるだけなのかもしれませんが。

なお、ワニガメは100年くらい平気で生きますのでワニガメ数100匹を保護して飼育するのであれば会社が倒産して保護したワニガメの飼育ができなくなることがないようちゃんとした計画性をもって運営するべきです。

寄付だけでまかなってて収益事業は一切していないというの引っかかってしょうがないです。

スッポンは食用消費されてるのにワニガメは保護が必要?

なおワニガメ生態研究所が運営しているブログやツィッターのツィートをチラ見した限り、所長はワニガメの命を守ることにとても必死なようです。

ただし同じ亀でもスッポンは食用として消費されています。外来種アカミミガメは駆除されてます。スッポンもアカミミガメもワニガメも命の価値は同じです。それなのになぜワニガメの命の価値だけをブログやツィッターで必死にアピールして救わなければいけない的な風潮を作り出しているのはなぜでしょうか?全く理解できません。

スッポンは食用利用されていて命は無駄になっていないから保護する必要がないということのであればワニガメも保護しないで食用として消費すればよいだけになりますよね。

「外来種だからといって気軽に殺していいのか」などと綺麗ごとを言わないで「ワニガメやカミツキガメなどが大好きだから殺処分されるくらいなら自分で引き取って飼育したい」と正直に発言したほうが個人的には好感が持てるのですが。これが本心ですよね?

最終的にワニガメをどうするのか?

ここで前回の記事の内容とつながりますが、

特定動物についてまとめてみました&飼育者より長生きする特定動物の飼育許可っておかしくない?
今回の話は動物愛護法に規定されている「特定動物」に関する話題です。 特定動物とは ちなみに「特定動物」に

ワニガメは人間より長生きしますのでワニガメ生態研究所の所長が死んだらどうなるのか。それ以前にワニガメ生態研究所が倒産したらどうなるのか。災害が発生して電気などが止まったら、、、?

ワニガメに限らず爬虫類は寿命が長いのでまともな爬虫類飼育者は将来的に自分自身に何かあったときにはペットであるトカゲなどを自分で殺処することを覚悟の上で飼育されてる方は多いです。自分自身もそうです。

特にワニガメなどの「特定動物」に関しては飼育ができなくなったら殺処分するルールになっています。

環境省が公開してるこちらのpdfの右下の青囲み部分にそう書いてあります↓

拡大するとこんな感じ↓

つまり、10年後、20年後、いつになるかは分かりませんが最終的にワニガメ生態研究所自身で保護したワニガメを殺処分しなければいけない事態になるかもしれないわけですが、このあたりワニガメ生態研究所はどう考ええるんでしょうね?

ワニガメ生態研究所は運営しているブログでコメントを受け付けず、ツィッターでもコメントには一切返信せず。一方通行できれいごとをツィートしてるだけ。こういう姿勢だからワニガメ生態研究所はなんだか怪しい、胡散臭いという風潮につながるのでは?

特定動物ワニガメを繁殖しているのはなぜ?

そもそもワニガメ生態研究所ではワニガメの繁殖を行っています。いったい何目的で繁殖してるのか全く意味が分かりません。

ワニガメ生態研究所

繁殖して数が増えたらその分餌代などの負担も増加します。それも寄付で賄うんですか??ワニガメの「寿命」や資金繰りなどの「台所事情」を考えると無計画に繁殖させてるように感じますががこの子達は天寿を全うできるのですか?所長が死んだら誰が面倒見るの?

ワニガメ生態研究所はワニガメを販売してるのでは?

ちなみに特定動物は販売することが可能です。ワニガメ生態研究所はツィッターやブログでは無償の保護活動だとさかんにアピールしていて販売は一切していないと公言しているようですが「繁殖したワニガメを販売して収益を得ているのではないか」っていう疑問もあります。

  • 特定動物の販売は違法でもなんでもないですし
  • 一般社団法人でも収益事業を行うことは全く問題ないので

繁殖販売して収益を得てたとしても問題はないんですが

  • ブログやツィッターの発言が嘘だとしたら?
  • 保護活動のためということで寄付してもらったお金で金儲けするのってアリ?
  • 遺棄されたワニガメを引き取ってるのは繁殖目的だとしたら?

ちょっと道徳的にどうなのって感じですよね。

なお、爬虫類業界では密輸とか密漁なんて日常茶飯事で行われてましてだいたい有名な人は逮捕歴アリとか冗談で言われるくらいですので道徳なんてそんなの誰も気にしちゃいない世界なのかもしれませんが。

爬虫類倶楽部(ハチクラ)の希少生物密猟事件についてまとめました
爬虫類倶楽部(通称ハチクラ)の店長が奄美大島で昨年2018年7月に国内希少野生動植物種に指定されているアマミイシカワ

自然繁殖することの証明にはなっていない

とある方からの情報ですが「ワニガメ生態研究所」は環境省?がワニガメは自然繁殖しないと考えているため実際に国内で自然繁殖が可能だというデータを環境省?に提供するために検証実験として自宅の池でワニガメを繁殖させているんだと教えていただきました。

ということでその話が本当なのか実際に環境省に電話して確認してみたところ「そんな事実はない。自然繁殖しないわけがない」という回答をいただきました。当たり前ですよね。

またワニガメ生態研究所のブログを見る限り

  • カミツキガメが特定外来生物に指定されていて
  • ワニガメが特定外来生物に指定されていない

この違いはカミツキガメに関しては自然繁殖しているのが確認されているからだと勘違いしてるのか嘘ついてるのかは知りませんが特定外来生物の選定にあたって自然繁殖しているかどうかは全く関係ないです。例えばミステリークレイフィッシュなどの北米種ザリガニは全て特定外来生物に指定されましたが

ザリガニが特定外来生物に指定されることとなった経緯をまとめます
アメリカザリガニとニホンザリガニを除く全てのザリガニが特定外来生物に指定されるに至った(2020.8月時点ではまだ指

これらのザリガニについては国内自然繁殖はおろか国内定着すら確認されていません。また外来生物法の条文にも国内定着して自然繁殖していることが特定外来生物選定の条件だなどということはどこにも書いてありません。

自然繁殖を履き違えている

ワニガメ生態研究所は公的機関にデータを提供するとのことですが(なんだか偉そう)

人間が管理する小さな池でワニガメが繁殖するのと自然環境の広い池でワニガメが繁殖するのとでは条件が違い過ぎるためそんな検証をしたところで情報として全く価値がないと思うのですが。

例えば人間が管理する池には

  • 外敵は全くいないですし
  • 餌は十分に与えられますし
  • 深さはとても浅い
  • 複数の繁殖可能個体が同時に一か所に生息しています

こんな場所国内の自然環境だとそうそうないのでは?したがって自宅の池で繁殖したからといってワニガメが自然繁殖(自然孵化)することの証明にはならないですしそもそも環境省はワニガメもカミツキガメ同様に自然繁殖しうると考えています

ワニガメが特定外来生物に指定されていない理由

ワニガメが特定外来生物に指定されていない理由ですが、カミツキガメ規制との整合性を考えるならば法改正してワニガメも特定外来生物に指定するべきですがワニガメは動物愛護法により既に特定動物に指定されていて一定の規制下に置かれています。

したがってわざわざ法改正して特定外来生物に指定しなくても動物愛護法の範疇で違法飼育や遺棄などを取り締まればいいと環境省が考えているためではないでしょうか。