プロが解説するザリガニ飼育方法(基礎編)

 

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ザリガニの飼育方法について解説します。ちなみに今回の内容は基礎編です。したがって基本的なことしか書いてませんがザリガニに限らず生き物飼育をする際に考えるべき内容としてまとめたつもりです。

ザリガニ飼育方法について解説しなかった理由

ちなみに当ザリガニブログではこれまでザリガニの飼育方法に関する記事は一度も書いたことがありません。理由としては初心者の方に「ザリガニの飼育方法はこういうものだ」という植え付けをしたくないからです。

ザリガニの飼育なんて簡単なんですよ。詳しくは後述してますがポイントは次の3点のみ

  1. 容器に水を張る(カルキ抜き不要)
  2. たまに餌を与える(毎日あげる必要はない)
  3. 定期的に様子を観察する(ずっと見てる必要なし)

しかし、イベントでザリガニ飼育方法などが書かれたビラを配ってる方がいますよね。常々言っているとおりあのビラに書いてある内容は間違いだらけです。例えば

  • ザリガニ飼育に際してエアレは必須
  • ザリガニは脱走するので脱走対策が必要
  • カルキ抜きを使いましょう

これ全部間違いです。正しくないです。

エアレしなくてもザリガニは飼えますし↓

ザリガニ飼育にエアレは必須ではない:イケスで活かされてる寿司ネタと同じ
ザリガニ飼育にエアレは必須ではないです。 ザリガニの超初心者向けにザリガニの飼育方法に関する紙を配ってる方がい

脱走対策なんて当方はしてませんが理由もなくザリガニは脱走してませんし↓

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カルキ抜きなんて全く使ってません。ザリガニを発送するときは新鮮な水道水をそのままパッケージして発送してます。ドワーフザリガニだってそうです。

っていうとえっ?って思う方がかなり多いと思いますが、信じられないなら自分で試してみたらいいんですよ。

生き物飼育に試行錯誤は必須

前置きがちょっと色々長くなるんですが、ザリガニに限らずどんな生き物であろうと生き物を飼育する際には試行錯誤は絶対必要です。

理由としては飼育者一人一人飼育環境が大きく異なるからです。

  • 例えば水道水の水質は日本全国均一ではないですし、
  • お住まいの地域、建物の構造、エアコン使用の有無によって室温は異なります
  • 湿度だって地域によってまちまちです
  • 日照時間も部屋の方角によって全く違います。
  • さらに使用してる餌の種類、頻度、量も違います。

つまり、マニュアル通りに飼育してるだけじゃその生き物にとって最適な環境にはならないってことです。生き物を飼育するならその生き物の様子を観察しながら試行錯誤する必要があります。

ということで本記事でザリガニの飼育方法を解説しますが飼育者ごと環境は異なるので書いてある内容を鵜呑みにしないで試行錯誤は行ってください。こういう風に書いてあるから真似したら失敗したじゃねえかこの野郎とかそういう野蛮な言いがかりをつけてくる人はいないと信じたいですがザリガニ界隈には色んな常識のない人が多いですからね~

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ザリガニ飼育は失敗が許される

生き物飼育に際して試行錯誤は必須ですが難しいのは爬虫類のような愛護動物です。

愛護動物に関してはずさんな管理状態で死なせた場合には虐待という扱いになり動物愛護法違反で逮捕されます。逮捕されるのはかなり悪質なケースだけですので一般人が無知が原因で飼育してるペットの爬虫類を死なせたからといって逮捕されることは100%あり得ませんが一応法律上はそれはだめだということになってます。

それに対してザリガニのような水生動物は愛護動物ではないので試行錯誤してるうちに死なせてしまったとしても罪に問われることはないです。だから好きにやればよいということではないですがザリガニみたいな身近な生き物に関しては試行錯誤して結果として失敗したとしてもそれは許されます。

試行錯誤は虐待ではないですが間違った飼育方法を鵜呑みにしてザリガニが常に脱走したくなるような水槽で絶対逃げられないように閉じ込めて飼育するのは虐待です。いまだにこれを理解していない方が多いようですが。

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ザリガニの飼育に必要なポイントは3点のみ

前置きが長くなりましたがザリガニ飼育に必要なポイントをまとめると次のとおりです。

  1. 容器に水を張る(カルキ抜き不要)
  2. たまに餌を与える(毎日あげる必要はない)
  3. 定期的に様子を観察する(ずっと見てる必要なし)

以上3点です。この3点を守るだけでザリガニは飼育できます。すごく簡単だと思いませんか?実際簡単なんですよ。

なお、正確には容器に張る水の水深は~とか水替え頻度は~とか色々あるんですが、容器の大きさによって水深水替え頻度は異なってきますので一概にこうだとは言えません。上でも書いているように試行錯誤は絶対に必要です。

容器の大きさだって30センチ水槽が一般的ですが

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30センチ水槽にこだわる必要なんて全くないですし、100均で売られてる容器でもよいですしペットボトルで飼育してる方もいますよね。それがベストだとは思いませんが。

30センチ水槽に深く水を張って飼育する場合の例

とはいってもこれだけだと参考にならないので

  • 30センチ水槽に
  • 水を深く張って

ザリガニを飼育する場合を前提にザリガニの飼育例をご紹介しますと↓のような感じです。

ツィッターでもっと色々写真をあげてますので遡って見ていただきますと参考になるはずです。ここ半年くらいは水槽の写真をあまり載せてませんので水槽の写真を見たい場合には昔まで遡っていただく必要はあります。

30センチ水槽で水を深く張って飼育する場合のポイントとしては先ほどの3点以下の3点を追加するだけでOKです。

  1. 水槽に投げ込みフィルターを投入する
  2. 砂利を敷く
  3. 水槽3面を暗くする

順を追って解説します。

バクテリアのために投げ込みフィルターを投入

投げ込みフィルターは絶対に必須です。エアレするだけじゃなくて投げ込みフィルターです。ちなみに当方がザリガニ水槽に投げ込みフィルターを投入するのはザリガニのためではなくバクテリアのためです。ちなみにバクテリアとは細菌類のことです。

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ザリガニはびっくりするほど低酸素状態でも耐えられますがバクテリアはそういうわけにはいきません。ちなみに30-40センチ水槽であればロカボーイのSを1個でOKです。

投げ込みフィルターの変わりにスポンジフィルターでも問題ないですがスポンジフィルターだとザリガニに齧られます。ちなみに上部式フィルターは水流ができてしまうので使わないほうがよいです。ザリガニの生息場所ってだいたい水流なんてありませんよね?同じ理由で外付フィルターも使わないほうがよいです。

水槽には砂利を敷くことでバクテリアが定着

次にザリガニの飼育に際して砂利は必須ではないですが砂利を投入することでバクテリアが定着して水質が安定しますし残り餌や糞などのアンモニアが分解されますので水槽には砂利を敷くのがおすすめです。

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ちなみに砂利の種類はなんでもよいですがゴツゴツしてるものだと外骨格に傷ができそこから浸食してバーンスポットが発生する可能性があるので

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大磯砂のような角の丸いものものがおすすめです↓

金魚砂なんかもいいですね。五色砂ってのもいいです。渓流石とかもいいです。要は角の丸いものならなんでもいいです。

水槽3面を暗くして牢獄状態にする

最後にこれはほとんど知られていないと思いますがこれがかなり重要なんですが、ザリガニを水槽で飼育する際には水槽の3面を暗くしてあげるのがおすすめです。理由はザリガ二はかなり臆病な生き物だからです。

これをするだけでザリガニはかなり脱走しにくくなります。ザリガニが脱走するのは4面ガラス張り状態で落ち着かないというのがかなり大きな理由だからです。

なお、ザリガニには「個体差」もあり、わざわざそんなことしなくても気にしない個体もいます。これは言われて初めて気づいた方も多いかと思いますが是非試してみてください。

なお人間は牢獄のような暗くて狭い場所に閉じ込められるとストレスを感じて脱走したくなるはずですがザリガニの場合はこの逆で暗くて狭い巣穴にひっそり隠れて生活する生き物ですので牢獄のような暗くて狭い環境を好みます。

牢獄といえば3面壁で正面が鉄格子ですがこういう感じがザリガニには最高です。

逆に4面ガラス張りの明るい水槽はザリガニにとっては人間が牢獄に閉じ込められてるのと同じレベルにストレスを感じてるのかもしれません。暗くて狭いところが好きってことはそうだと思いませんか?

なお、3面暗くすると記事では書いてますが、水槽を壁沿いに並べている場合には並べてる水槽の端っこの側面だけ暗くしてあげればよいことになります。

実際にはそこまで気にしなくても大丈夫ですが繁殖成功率にはかなり大きく影響します。