外来種ニジマスをリリースする袋叩きにするけど漁協が行ってる放流はスルーするTwitter界隈の闇

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どこかの大学の准教授が「良いサイズのニジマスを釣りたいならばそのサイズに満たないサイズのニジマスはリリースしなさい」スポニチの釣り人向けのコーナー記事を公開されてました。原稿料もらって釣り人向けに書いたものなんでしょう。内容としては釣り人ならごく普通の当たり前の考え方ですし釣り人に限らず漁師さんなんかでもそうですよね。騒ぎ立てるような内容ではないです。

ちなみにニジマスのことは皆さんご存じだと思いますがこういう魚(外来種)です↓

wiki

ツィッターで繰り広げられてる凄まじい叩き

世間一般の相場として「外来種」が絡むとだいたい話がややこしくなるのですがオイカワマルさん(オイカワ丸に改名)煽動してるからなんでしょう。ツィッター上で凄まじい「叩き」が繰り広げられてます。

ちょっとだけ紹介するとこんな感じ↓

概ね言いたいことは分かるのですが「リリース」することが生態系にとって問題だと主張したいのであるならば「漁協が行ってる放流」をなぜ問題視しないのか。これこそが諸悪の根源でしょ。あと少し疑問なのは記事に書いてある「リリース」という単語を勝手に「放流」だと勘違いして叩いてる方まで結構いるようです笑

ちなみにリリースとは釣った魚をそのまま放すことで放流とは魚を持ってきてそこに放すことです。言葉の意味合いが全く違います。

日本魚類学会『放流ガイドライン』に関するQ&A
日本魚類学会が「放流ガイドライン」というものを公表しています。正式名称は「生物多様性の保全をめざした魚類の放流ガイド

リリースはダメでも放流は問題ないらしい

ニジマス釣りとはそもそも放流されたニジマスを釣るレジャーです。

ちなみに本州では水温的にニジマスが繁殖して定着することはほぼ不可能です。つまり放流したものが自然繁殖して深刻な生態系被害が発生することがほとんどありえないです。

↑これが重要ですがこれを何も分かってない方がかなり多そう。

しかも本州では放流された魚は釣り人に根こそぎ釣られてしまうので再度放流してまた根こそぎ釣られる。これの繰り返しでこういう構造になっています。したがってニジマスが大きく育たないから大きなニジマスとのファイトを楽しめないという准教授さんの記事につながります。

それに対して「リリースするのはよくない」偉そうな講釈を垂れているのが毎度お騒がせ者のオイカワマルさん(オイカワ丸に改名)です↓

釣り人が釣ったニジマスをリリースせず持ち帰ってニジマスの数が減ったら再度漁協が放流するだけなんですが😅 なぜ釣り人のリリースを叩くばかりで漁協が毎年行ってる放流をスルーしてるのか本当に意味が分かりません。

オイカワマルくんはしっかりと筋を通して全国の漁協に対し「ニジマスなどの魚を川に放流するな」と噛みついてほしいです。なんだったら電話とかしてみてはいかがですか?絶対に言わないやらないでしょうけど。農家が休耕田にメダカを放ったときもそう。叩きやすい綻びを見つけてそれを叩くだけの人なので。

北海道ではニジマスの放流により深刻な被害が

特に北海道ではニジマスの放流(リリースじゃなく放流、ここ注意)によって深刻な生態系被害が発生しているんですよ。それなのにオイカワマルくんが北海道の漁協が行っているニジマスの放流をスルーしているのはいったいなぜ??

外来種を放流するなと啓蒙活動してるオイカワマルさんがドジョウを放流
11/23追記:事後的に魚類学会に放流ガイドラインについて問い合わせを行いました。その結果、今回の騒動オイカワマルさ

相変わらず支離滅裂ですよね。こういう主義主張が一貫してなかったり科学的に根拠のないことを言う人、感情論で善悪判断する系の人はちょっと、、、😅

ニジマスの放流を辞めたらイワナが増えるとも限らない

なお、ニジマスの放流を辞めたら在来のイワナなんかが増えるも限りません。釣れやすい養殖ニジマスが釣り人の餌食になることで在来イワナなんかが釣られずに残っているとも考えられるからです。

なおニジマスは生態系被害防止外来種リストに選定されていますがそれは北海道で定着して繁殖しているものについての生態系被害なんじゃないんですか?

繁殖可能な北海道で放流されてるもの繁殖不可能な本州で放流されてるもの、これを区別せずまとめて侵略的外来種がー!リリースするなー!って一方的に騒ぎ立てて信者を煽動するオイカワマルさんのやりかたは毎度のことながらとてもクレイジーです。

外来種は特定外来生物に指定して防除する

なお、ニジマスが生態系にとって大問題だから駆除する必要があるということならば「特定外来生物」に指定して国全体として防除等の対策をとるというのが法律的な外来種防除の手続となります。

「リリースしよう」も意見ですし「リリースするな」もただの意見。それなのにオイカワマルくんは自分の意見が絶対的に正しいと思い込んでいる。無知で視野が狭い人ほど世の中の仕組みを公平に理解できないから自分が正しいと簡単に思い込むんですよ。

ちなみに環境省のスタンスとしては「生態系等に被害がないのであれば外来種といえどむやみに駆除する必要はない」なんです↓

外来種にも侵略性が低く、有用性の高いものもあり、生活にも密着しているものも多いことから、我が国の生態系等に係る被害を及ぼす、又はそのおそれがある外来生物については外来生物法に基づき特定外来生物として輸入・飼養等を規制し、飼養管理を徹底していくことが必要と考えます。

環境省パブリックコメント

ちなみに誤解されるかもしれないので一応断っておきますが当方自身は渓流釣りは今のところやってないのでニジマス釣りを擁護したいわけではないです。ニジマスなど別にどうでもいいです。ただし調べていて興味を持ったのでこれを機に少しやってみたくはなりましたが。

ニジマスの養魚場

繰り返しになりますが当方は渓流釣りはやらないのであまり詳しくはないのですが、一般常識レベルとして

  • ニジマスとか鮎などの釣り魚は養魚場で養殖されていまして
  • それを漁協などが川に放流します
  • 釣り人は「遊漁券」を購入して放流されたニジマスなどの魚を釣るんです。

「奥多摩やまめ」なんかは結構有名ですし人気ですよね。こうやって産業になって経済が回っているんです。

ちなみに今回の件、ツィートもしてます↓

なんだかな~って感じ。問題提起して議論を深めていくじゃなくてただの一方的な価値観の押し付け。叩きやすい綻びを見つけてそれを叩いて専門家ぶって悦に浸るやり方はオイカワマルくんのいつもの手口ですよね。生態系に関する専門家でもなんでもないのに。

ニジマスに関する面白かったページの引用

なおニジマスは

  • 北海道では生態系被害が深刻らしいが本州では生態系被害が発生していない
  • 外来種だけど釣りや食用として産業上重要で経済を回していて
  • 本州だと放流してもほぼ釣られてしまう

ということで人それぞれ何を重視するのかという立場によっていろんな意見があって面白いです。オイカワマルくんのは在来種原理主義の人の意見。准教授のスポニチに書かれた記事は一部の釣り人向けの意見。いろんな意見がある。その程度のものなんですけどねえ。

せっかくなので調べていて面白かったページを紹介します。ニジマスに興味を持った方は併せて読んでいただけますと面白いと思います↓

養殖されたニジマスは、成長が早く1年で20センチ、3年で45センチ、1kg、最大は80センチにまで成長する。主に水生昆虫を食べる動物食性で、大型化するに従い魚食性が強くなる。こうした生態をみる限り、ブラックバスやブラウントラウトと同様、かなり危険な移入種のように見える。

ところが、ニジマスには大きな弱点がある。日本の環境に合わず、北海道以外では、ごく限られた水域でしか繁殖できないのだ。つまり、養殖したものを放流し、すぐに釣りとらせる釣り堀的なものがほとんどだ。釣り残されたニジマスは、成魚まで生き残る可能性は極めて低い。

引用元:山釣り紀行

ニジマスOncorhynchus mykissとブラウントラウトSalmo truttaは,それぞれ北米からカムチャッカ半島にかけての地域,ヨーロッパ周辺の地域が原産のサケ科魚類で,日本には外来種として生息しています(図1).両種は,スポーツフィッシングの人気ターゲットであり,本州を中心に養鱒業界でも重宝されている水産有用種なのですが,自然河川に侵入するとサケ科魚類をはじめとした在来の魚類や生態系の存続を脅かすことがしばしばあるため,どのように管理すべきか,という議論が続いています.環境省が選定を進める侵略的外来種リストでは,レイクトラウトSalvelinus namaycushとともに産業管理外来種(適切な管理が必要な産業上重要な外来種)にすることが提案されていますが,検討の余地は多いようです.ちなみに,両種は海外でも,外来種として日本と同じような問題を起こしているため,国際自然保護連合(IUCN)によって侵略的外来種ワースト100に挙げられています(Lowe et al. 2000).どのような方針になるにせよ,管理策について議論するには,ニジマスとブラウントラウトの特性と,どのようにして日本の河川に定着し,在来の生物や生態系にどのような影響を与えるのか,把握しておくことが必要です.

『外来種ニジマスをリリースする袋叩きにするけど漁協が行ってる放流はスルーするTwitter界隈の闇』へのコメント

  1. 名前:エゾヒキガエル研究会 投稿日:2021/04/11(日) 23:10:07 ID:2cc591e55 返信

    今晩は。
    ザリラムズさんのブログから、いろいろ情報を頂いております。
    ニジマスって内地では繁殖できないんですね。
    道内ではコイかフナかニジマスか、というくらい身近な魚ですが‥
    私も釣りを嗜む訳ではないので良く分かっていませんが、生態系への深刻な被害とか、駆除すべしとか、今まで道内を転々としてそういう話題を一度も聞いたことがありませんでしたので「えっ、そうなの‼️」と驚いています。
    ところで、よく登場されるオイカワ丸さんについて、どんな方なのかな、と興味を持ち「湿地帯中毒」というブログを見つけ、昨日試しにコメントしてみました。(2/15の河道に関する記述、他愛もない内容ですが。)
    すると回答替わり?4/10付けの記述‥取って付けたように感じるのは私だけでしょうか。(水族館館長からの情報とありますが実際は副館長で、まだ子供のようです( ゚д゚)ノ”?)

    • 名前:ザリラムズ 投稿日:2021/04/12(月) 10:20:00 ID:a75a9f4a7 返信

      エゾヒキガエル研究会さんおひさしぶりです。

      せっかくなのでオイカワマルさんの記事を読んでみました。4/10の記事は明らかにあてつけですね。研究会さんの意見が気に食わないから都合のいい事例を開示することで自分の意見の正当性をアピールしたかったのでしょう!あの人はそういう人です笑

      建設的な議論がしたいのではなく自分の意見の正当性を主張しただけ。純粋に自然の生態系や自然環境が大好きでそういったものを保全したいと考えているのではなくそういったものを守ってる風の弁者たる自分に酔ってるだけ。

      河川を管理してるのは河川管理者で水害があったら責任をとらさられるのも河川管理者。川から水が溢れてきたら危険にさらされるのは周辺住民。浚渫に関して議論するならそういった様々な利害関係者の存在も考える必要があるのにそういったことは一切考えようともせず自分の興味の対象である貝やどじょうなどの生き物のことしか考えていない。いかにしたら貝などが保全されるかを考えるのはいいことなのですが、いい歳した大人なのに子供が考えたみたいな幼稚なアイデアですし笑 

      あの水族館は確か自宅の蔵かなんかを改造して子供が運営してるものです。水族館館長になりたいっていう子供の夢を叶えたものだと思いますがすごくほっこりする話ですが世間一般の人が考えるような水族館ではないのに水族館館長から提供があった~って書いちゃうあたりすごくオイカワマルさんらしいです笑

      論理的に議論するのではなくなんとなくよく分からない権威を登場させて強引に押し通しちゃう感じ。放流ガイドラインとかまさにそうでした。なお放流ガイドラインに関しては当方のほうが内容に精通していたので墓穴を掘ってしまいましたが。

  2. 名前:エゾヒキガエル研究会 投稿日:2021/04/12(月) 19:06:49 ID:42f6d1e7c 返信

    確認までして頂き有難うございます。
    例の標準断面のポンチ絵、土木の視点で見ると典型的な「机上の空論」ですね。つまり図面としては描けても実際の施工は困難。現場を無視した、いわゆる土建屋さん泣かせの設計です。
    事例として示されたのは恐らく水郷・柳川の堀割でしょう。
    昔訪れたことがありますが、とても趣のある美しい城下町でした。
    この堀割、たぶん河川法あるいは市の条例で「川」扱いと思われますが、現況は流れの殆どない「掘」で、河岸から重機のアームが届く(つまり半川締切も不要)という施工条件が整った特異なケースと考えられます。
    複断面・単断面にかかわらず、重機が流路に入らなければ作業できないような、流れもある一般的な河川には適さない工法では、と思います。
    すいません、ついマニアックな方向に行ってしまいました‥

  3. 名前:エゾヒキガエル研究会 投稿日:2021/04/24(土) 22:58:55 ID:937faedc7 返信

    おお、かの神田川ですか。
    その河川名に限りない旅愁を掻き立てられるご年配の方もきっと多いことでしょう。
    今は親水区間もあるのですね。治水・利水そして親水・生物生息空間、そのバランスを踏まえた整備‥都市河川ならではの難しさがあるものとお察し致します。
    柳川の堀割も小樽の運河も、かつてはヘドロ臭のする酷い状態だったと聞いています。かくいう函館のウォーターフロントも昭和の時代はゴミだらけ、とてもお見せできるものではありませんでした。私どもの親世代の地道な活動があってこそ、ということを忘れないようにしたいです。
    ところでアメザリが水質汚濁の原因、みたいに考える人々がいるってちょっとビックリです。その水域に存在する無機塩や有機物が、たまたまそういった生物の形で存在してるだけで、いわば下水処理場で一生懸命働いてるバクテリアが水質に悪い、といっている様なものでしょうか。
    学生時に所属していた研究室に野火止用水(東京~埼玉)の調査をしていた後輩がいました。江戸期に新田開発のため開削されたこれらの水路と、江戸市中からの下肥、二次林である雑木林からもたらされる腐葉土。上手に汚染物質を養分へ変え、不毛だった武蔵野台地が豊かな田園に生まれ変わり、現在の東京の基盤にもなっている、ということでした。
    神田川も一部開削された区間があるそうですが、こういった人工的な水域は歴史を伝える貴重な土木遺産であると同時に、再生された生態系でもあり、外来種が含まさっていても何ら違和感を感じません。何も原生自然からの生態系サービスが絶対的という訳ではないと思うのです。
    ニジマスからかけ離れ、またまたマニアックなことを書いてしまいました‥不採用で構いません‥

    • 名前:ザリラムズ 投稿日:2021/05/03(月) 10:59:32 ID:918dafdc6 返信

      エゾヒキガエル研究会さんこんにちは

      その水域に存在する無機塩や有機物が、たまたまそういった生物の形で存在してるだけで、いわば下水処理場で一生懸命働いてるバクテリアが水質に悪い、といっている様なものでしょうか。

      まさにおっしゃるとおりです。アメリカザリガニはデトリタス食性なので餌である腐植質などが蓄積してる澱みのある場所を好む。そういった淀みにおいてアメザリは自然の分解者の一員である。それなのにザリガニが水を汚してるというのは笑止千万です。ザリガニが水草を刈ることで水草の水質浄化能力が失われ~というのも、水草に水質浄化能力などほぼないのに何を言ってるんですかって感じです。ヨシみたいなのはかなり例外的。実際浄水場で水草など使われてないですしバクテリアは使われてますが。色々と環境保全関係の研究者やら学者やらの連中はおかしい人が多いと思います。真面目にやってる方は当然いらっしゃると思いますが変なのが目立ちすぎです。オイカワマルとか笑

      野火止用水のお話かなり興味があります!もう少し詳しくお聞かせいただきたいです。今度現地を見てきたいと思います。

      そういえばちょっと質問なのですが、エゾヒキガエルを含め外来種は駆除しなければならない~~とあからさまに敵視されるようになったのっていつ頃からでしょうか?2006年あたりからじゃないかなと個人的に思っているんですがその当時は全く環境とか自然とか生き物に関心がなく、、、

      生態系サービスとか生物多様性という用語はよく見かけますがだいたい誤用されてますね。誤用されすぎてもはや間違った意味で定着してる感すらあります。生物多様性も生態系サービスは在来種に限定されるものではないですしむしろ野菜や家畜など人類は外来種の恩恵なしには食糧自給できないので生きていくことはできません。例えば酸素の供給だって在来植物の変わりに外来植物が補完するならそれで済む話です。

      すごく生態系サービスとかは地球規模の壮大な話なのに島国の特定の場所で自分達の興味の対象である在来種が豊富なだけでウハウハしてしまう視野の狭さ。人間は自分の理解の範囲内でしかものごとを考えることができないのでしょうがないといえばしょうがないのかもしれませんがそれにしてもレベルが低すぎますね。。

  4. 名前:ザリラムズ 投稿日:2021/05/03(月) 11:08:49 ID:918dafdc6 返信

    見落としてました。

    私も釣りを嗜む訳ではないので良く分かっていませんが、生態系への深刻な被害とか、駆除すべしとか、今まで道内を転々としてそういう話題を一度も聞いたことがありませんでしたので「えっ、そうなの‼️」と驚いています。

    こちらが逆にえっつ、そうなの??って感じです笑
    ネットで調べた限り本州では自然定着不可能だが北海道ではニジマスが自然定着可能で生態系被害が発生しているというようなことが書いてありました。もしかしたら深刻な生態系被害というのはかなり過剰な報告であって実際には北海道のニジマスも他の在来種と共存してるということなんでしょうかね。

  5. 名前:エゾヒキガエル研究会 投稿日:2021/05/07(金) 03:40:57 ID:34328c676 返信

    いつもコメントを補足して頂き、有難うございます。
    モヤモヤした考えを整理する良い機会になっております。
    外来種敵視の経緯、ということの参考になるかどうか分かりませんが、私が把握している情報をお伝えします。

    【道内でのヒキガエル駆除の時系列】
    私が2009年頃に聞いたのは「空知管内で外来蛙の駆除が始まっており対象は南空知の水田で発生しているトノサマガエル」という話でした。アズマヒキガエルが条例で外来種に指定されたのが2015年、その駆除の正当性を道内各放送局で特集したのが2019年です。
    空知管内の駆除団体から頂いた資料によりますと‥
    2008年 深川市内でヒキガエルが頻繁に目撃されるようになる
    2010年 旭川市内で某研究者による駆除開始
    2013年 深川市内でこの団体による駆除開始
    札幌市南区の駆除団体は2018年から活動を開始してるとのことです。
    函館では古くからエゾヒキに対する市民の愛着があり、2017年にNHK-BSで春の風物詩として「蛙合戦」が紹介されています。(Wild Hokkaido! 函館山 NHKオンデマンドで見れます)
    ところがTVの影響とは凄まじいもので、駆除の報道が流れた2019年以降、函館山の産卵池では何者かによってエゾヒキの卵塊のみ除去されてしまい、今は我々の関係者が所有するK池のみ、安住の産卵場所となっております。
    やはり例の「池の水‥」のように駆除を面白半分に見せる番組と、それを鵜呑みにする人達の影響が強いものと思われます。

    【道内でのニジマス自然繁殖の現状】
    先月、とある現場へ調査のため通っていたのですが、古い生簀がありました。地元の方によると「昔その農家さんがニジマスを飼っていたが廃業した」とのこと。付近は軽種馬の生産牧場と水田が点在、隣接する水路や谷地にはトンギョ(トゲウオ)・アメマス・ヤチウグイにエゾアカガエルのオタマ‥この地方で普通に見られる農村の生態系で特に変わった様子はありません。ニジマスの養殖池は道内どこにでもあり「害を成す魚」と言われてもピンと来ないのが多くの道民の感覚だと思います。
    とは言え、私にはニジマスに関する見識がまるでありませんので、どなたか詳しい方にどういう状況なのか、教えて頂きたいと思っております。
    道庁HPでも見解が色々のようです。
    水産林務部の「お魚図鑑」では「自然繁殖は殆ど見られない」、環境生活部の「外来種対策基本方針パブリックコメント」では賛否両論。
    もっとも前者は産業振興=漁業者の立場、後者は自然保護の立場なので見解が異なるのは致し方ありません。
    もしかしたら具体的な調査は何も行われておらず、実態は誰も知らないのでは?という気もします。
    セイヨウオオマルハナバチ・アライグマ・ウチダザリガニについては環境省の交付金による駆除事業の対象となっており、また、良く話題にもなりますが、ニジマスはそういった事業にもなっておりません。
    私の函館山のエゾヒキに対する思い入れと同じく、ニジマスに特別な感情を持たれる方も多いようです。
    流域がニジマスだらけになったり奥山の渓流にまで進出するようであれば、多様性が脅かされるので駆除も必要になってくるのでしょう。しかし農村部で一定数繁殖する限りにおいては、そう目クジラを立てることでないように思いますが、いかがでしょう。

    • 名前:ザリラムズ 投稿日:2021/05/07(金) 10:47:11 ID:6c1f6dd08 返信

      なるほど。色々詳しくありがとうございます。

      また北海道ではニジマスに関してそんな現状があるんですね。ネットの情報とかなり違ってびっくりです。なおブラックバスですら普通に在来魚と共存してますからね。例えば琵琶湖。ブラックバスが在来魚を食べ尽くすと言われてますがそうなってはいないです。

      またそもそも捕食圧で種が絶滅したことなんて地球の歴史を考えてもほぼないのが現状ですしありえないんですよね。ため池などのような狭い人工の閉鎖水域だとブラックバスだらけになることはありえますが。過剰に敵視しすぎです。

      なぜこのように過剰に外来種が敵視されるようになったのかは外来生物法っていう法律ができたせいじゃないかと最近気づきました。それで前回いつから駆除が始まったのか質問させていただきました。これができてからオリンピック利権と同じで環境省が駆除事業を民間に発注するのでそれが大きな利益を産む産業として利権になったからじゃないかと。

      例えば自然保護NPOやらなんやらは自然保護の必要性や外来種被害などを訴えますが彼らは決して慈善団体ではなく駆除事業を国や県から受注してそれにより収益を得てる民間の事業会社です。一昔前のシロアリ駆除業者とやってることは同じです。シロアリ駆除工事を受注したいから駆除しないと大変なことになりますよって過剰に危機感を煽る。